日建連、生産性向上の4本柱を検討 画像 日建連、生産性向上の4本柱を検討

マネジメント

 日本建設業連合会の土木本部(宮本洋一本部長)は7日、土木運営会議を開き、生産性の向上に関する取り組みの方向性を決めた。「コンクリート工」「情報化」「業務効率化」「工事平準化」の4本柱で対応を検討し、提案や要望などをまとめる。コンクリート工は、現場打ち工法とプレキャスト(PCa)をそれぞれ検討。PCaについてはプロジェクトチームを設置し、発注機関に対する提案・要望を年内に集約する。生産性向上をめぐっては、国土交通省が具体的な取り組みを検討中。日建連は、コンクリート工などの四つを柱に、技術基準や積算基準などのルールのあり方、関係工法の採用や導入拡大につながる改善案などをまとめる考え。成果は、国交省など公共発注機関と行う16年度の意見交換会に反映させる。
 コンクリート工の現場打ち工法では、▽機械式鉄筋定着工法▽機械式鉄筋継ぎ手工法▽高流動コンクリート―の採用について検討。機械式鉄筋定着工法は積算基準や採用条件に関するガイドラインを15年度中に作成。継ぎ手工法と高流動については提案・要望を15年度中にまとめる。PCaに関しては、「プレキャスト推進検討プロジェクトチーム(PT)」を発足させ、3~4種の構造物を対象に導入の可能性、効果、課題を整理。さらに評価基準、設計基準・指針、導入方策、当初設計への反映方策に加え、入札契約制度、施工承諾の簡略化などの検討も進める。
 今のところ導入拡大の候補には、▽道路高架橋(柱のフルPCa、梁・床版のハーフPCa)▽5メートル以上の大規模ボックスカルバート▽橋脚(橋梁下部工)▽トンネル覆工部材、道路床版▽ダム上下流面・付属構造物(上下流面型枠、ピア張り出し部、洪水吐き頂部など)―などや、大規模更新・修繕も挙がっている。PTは10日に初会合を開く。情報化では、コンストラクション・インフォメーション・モデリング(CIM)、情報化施工、ロボット技術の活用を推進し、「イノベーションを長期的な視野で検討する」(小原好一土木本部副本部長)方針だ。業務の効率化は、工事関係書類の簡素化と工程管理情報の共有化を議論。書類については、地方整備局や日建連支部による現場レベルの検討会の設置を求める。工事平準化は、国交省の方針に歩調を合わせて要望・提案を行う。

日建連/生産性向上で取り組み方針決定/コンクリ工や平準化など4本柱で検討

《日刊建設工業新聞》

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