建築学会、15年度大会は「地域活性化」テーマで開催 画像 建築学会、15年度大会は「地域活性化」テーマで開催

インバウンド・地域活性

 15年度の日本建築学会大会(関東)が4日、神奈川県平塚市の東海大学湘南キャンパスで開幕するのを前に、中島正愛会長(京大防災研究所教授)らが3日、同大で記者会見した。大会のテーマは「いま、地域と生きる建築」。中島会長は「全国から集まった意匠・計画、構造、材料、設備などの建築関係者が地域、社会に貢献するさまざまな活動を発信する。大会を通して建築界としてのワンボイスを形成したい」と述べ、活発な議論に期待を寄せた。
 建築学会大会が東海大で開かれるのは36年ぶり。大会委員長の長谷見雄二関東支部長(早大理工学術院教授)は「地域の活性化などをテーマに、地方ブロックで大会を行うと、その地域に特化した議論に偏る傾向がある。関東ブロックは都心に近いこともあり、広く日本全国を俯瞰(ふかん)して幅広い問題を議論できる」と強調した。
 大会実行委員会委員長の藤井衛東海大工学部教授は「本年度の大会は『湘南地域連携プロジェクト』と題し、地域の名産品、料理や地域づくりの活動などを紹介する取り組みをキャンパス内で初めて行う。地域の市民と学会関係者が交流する良い機会にもしたい」と話した。
 6日までの会期中、延べ約1万人の参加を見込む。学術講演発表数は6255題(14年度6533題)、建築デザイン発表は174題(同159題)。研究協議会やパネルディスカッションなど合わせて34題(同39題)の研究集会が行われる。
 4日に記念特別講演(定員700人)、5日に記念シンポジウム(同350人)がそれぞれ行われる。記念特別講演では、建築家の内藤廣氏(東大名誉教授)が「どこにでもある街とどこにもいないわたし」をテーマに語る。記念シンポでは「まち・ひと・けんちく―地方創生とまちづくり―」と題し、関幸子氏(ローカルファースト研究所所長)が空き家対策、疲弊した駅前の再開発、公共施設のマネジメントなどをテーマに講演。地域でまちづくりに関わる建築家らがこれからのまちと建築のあり方を議論する。記念特別講演、記念シンポは一般公開(事前申し込み先着順)される。

建築学会/9月4日から神奈川県平塚市で15年度大会/「地域貢献の活動発信」

《日刊建設工業新聞》

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