野外排泄が半数のインド、JICAがセミナー 画像 野外排泄が半数のインド、JICAがセミナー

海外進出

 国際協力機構(JICA)は、10日にインド・ニューデリーでトイレの普及を支援するためのセミナーを開く。インドは戸別トイレの普及率が50%未満ともいわれており、トイレに関する日本の技術や知見、現地の実情・課題を両国関係者が共有することで、新たな協力の可能性を探る。
 「インド衛生施設(トイレ)に関する知見共有セミナー」と題したセミナーでは、TOTO、日本環境衛生センター、八千代エンジニヤリング、日本トイレ研究所の関係者が講演。トイレ整備で果たしてきたメーカーの役割、日本のオンサイト処理の取り組みなどを紹介する。インド側からは政府関係者や関連団体などが参加。公衆衛生の課題のほか、トイレにまつわるジェンダー(社会的・文化的性差)や教育などの問題について議論を交わす。
 インドでは人口の約半分が野外排せつを習慣としており、排せつ物の細菌に汚染された飲食物による下痢症が5歳未満の乳幼児の死因の一つという。モディ政権はインド全域でのトイレ整備を優先課題の一つに掲げる。
 モディ首相が14年9月に来日した際の共同声明に盛り込まれた「日印投資促進パートナーシップ」では、日本がガンジス川などの河川再生に対する政府開発援助(ODA)を含めて3・5兆円規模の官民投融資を表明。JICAはこれまでに、円借款などによる「ガンジス川流域都市衛生改善事業」や「ヤムナ川流域諸都市下水等整備事業I~III」などを通じてインドのトイレ整備を支援してきた。

JICA/インドにトイレ普及へ/衛生環境改善へ支援、現地でセミナー開催

《日刊建設工業新聞》

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