福山コンサル、M&A加速で売上高100億円を目標に 画像 福山コンサル、M&A加速で売上高100億円を目標に

マネジメント

 福山コンサルタントは、13年7月にスタートした6カ年の第3次長期経営プランの改定作業に入った。年内に内容を固め、来年2月に新プランを公表する。プランのスタート時に掲げた最終年度の分野別の連結売上高目標値を修正し、建設コンサルタント事業領域で70億円(当初60億円)、新ビジネス領域で30億円(同40億円)の計100億円の売り上げ達成を目指す。7月1日付でコンサルタント事業の受注拡大に向けた中核となるコンストラクション・マネジメント(CM)事業部準備室と、新規事業推進室を新設した。
 15年6月期の連結業績は、売上高60億47百万円(前期比1・6%減)、経常利益3億55百万円(12・2%減)、純利益2億53百万円(81・4%増)。6月15日付で子会社の福山リサーチ&インキュベーションセンターを吸収合併したことによる税負担の軽減により、純利益は過去最高を更新した。2日に東京都内で開いた決算説明会で、福島宏治社長は「東日本大震災の復旧関連業務が前年度で完了したこともあり、売上高が減少したが、織り込み済みだ。今後は公共投資予算に左右されない事業領域を伸ばす」と強調。本年度は新ビジネス・新規事業の開拓に5億円を投資することを明らかにした。
 新ビジネス領域の開拓ではM&A(企業合併・買収)を展開する。「既に複数の社を対象にデューデリジェンス(事業査定)が終わり、新たなビジネスの獲得に動く」(福島社長)としている。新規事業は得意の交通・道路分野以外の官民連携(地方創生関連業務、公共施設再編・総合管理業務など)、水環境(治水・利水・環境計画の立案、水理解析など)、鉄道、海外などの分野を拡充する。各分野に専任技術者とインキュベーター(起業支援者)を配置し、3年後の本格的な事業化を目指す。
 官民連携では既にコミュニティーサイクルの事業運営に乗りだした。鉄道は北陸新幹線の詳細設計・環境対策と九州新幹線の詳細設計、中央リニア新幹線の関連業務を受注した。海外はマレーシア(電子機器回収、貴金属類取り出し事業)とベトナム(港湾物流事業)で案件化調査に着手し、このほかに新規2件も提案中だ。既存の建設事業は主力の交通マネジメント分野に加え、PPP・PFIなど建設事業マネジメント分野を強化する。16年6月期の連結業績予想は、売上高63億円(前期比4・2%増)、経常利益3億60百万円(1・2%増)、純利益1億70百万円(33・0%減)。

福山コンサル/長期経営プラン改定着手/M&A加速で売上高100億円へ

《日刊建設工業新聞》

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