“世界最大のウラン産出国”カザフスタンが「核燃料バンク」設立へ 画像 “世界最大のウラン産出国”カザフスタンが「核燃料バンク」設立へ

海外進出

IAEAと合意
カザフスタンの首都アスタナで27日、国際原子力機関(IAEA)とカザフスタンは、低濃縮ウランの備蓄、供給を行う「核燃料バンク」を設立する合意書に署名を行った。同国北東部のオスケメンに設立し、2年後の稼働を目指す。

安全保障と核不拡散を推進
核燃料バンクには、大都市の電力供給を3年間担うことができる90トンの低濃縮ウランを備蓄し、カザフスタンが運営を行う。市場における低濃縮ウランの供給ルートが万一途絶えた場合に、IAEA加盟国が商業市場に影響しない形で供給を受けることができる。IAEAの管理の下で各国への供給を保証することにより、軍事転用を防いで核拡散を防ぐ効果が期待される。

IAEAの天野事務局長は「世界最大のウラン産出国であり、核の平和的利用の専門家が備わったカザフスタンは、核燃料バンクを設立するのに適した場所だ。」と述べ、カザフスタンのイドリソフ外相との署名式を行ったほか、エネルギー省のシュコルニク大臣と技術協定の合意書を取り交わした。

今回の合意により法的および技術的な枠組みが整ったとみられる。資金面に関しては、民間団体「核脅威イニシアチブ」のほか、米国、EU、アラブ首長国連邦、クウェート、ノルウェー、カザフスタンからの任意の拠出金1億5000万ドルによって賄われ、天野事務局長によれば、設立後10年間の運営が保証されているという。

核燃料バンクの設立は2010年にIAEA理事会により認可され、カザフスタンがホスト国に立候補した2011年以来、様々な交渉が行われてきた。

(画像はニュースリリースより)

カザフスタンに核燃料バンク設立へ

《東欧ニュース》

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