紀勢道・白浜~すさみ南IC間が開通 画像 紀勢道・白浜~すさみ南IC間が開通

インバウンド・地域活性

 近畿地方整備局が建設を進めていた紀勢自動車道の南紀白浜インターチェンジ(IC)~すさみ南IC間24キロが8月30日午後3時に開通した。開通に先立ち和歌山県すさみ町のすさみIC付近で開通式が行われ、関係者多数が出席し、開通を祝った。紀勢自動車道(田辺~すさみ)は、大阪府松原市を起点に三重県多気町に至る近畿自動車道紀勢線(延長約340キロ)の一部を形成。京阪神と紀伊半島の各都市を結び、輸送時間の短縮や一般道の混雑緩和を図り、地域の産業、経済、文化、観光の振興と発展に大きく貢献する。また、紀伊半島南部唯一の幹線道路である国道42号が南海トラフ地震で甚大な津波被害を受けることが想定されている中で、迅速な救助・復旧活動などを支える代替ルートとしても大きな役割を果たす。今回の南紀白浜IC~すさみ南IC間24キロの開通により、7月12日に開通した南紀田辺IC~南紀白浜IC間14キロと合わせて紀勢道38キロが開通。すさみ町から三次救急医療施設までの救急搬送時間が30分短縮される。さらに、多くの観光資源を抱える紀南地方がより身近になり、観光客数の増加や、地域の観光レジャーの活性化・地域経済の好循環が期待されている。
 開通式典には国会議員や関係市町長、工事関係者らのほか、地域の住民ら多数が出席した。冒頭、森昌文国土交通省道路局長が「今回の開通によって紀伊半島地域の高速道路ネットワークの構築に向けまた一歩前進することができた。和歌山県田辺市からの所要時間は1時間から30分短縮され、京阪神の都市圏がより身近になり、紀伊半島地域の活性化が図られるものと確信している」と式辞を述べた。仁坂吉伸和歌山県知事は「紀の国わかやま国体の開催に間に合わせていただき、国交省をはじめ、関係者の方々に感謝している。南海トラフの津波、地震から県民の命を守るためにも、この道路は不可欠だ。また、高速道路がもたらすチャンスを生かせるようがんばりたい」とあいさつした。続いて二階俊博衆院議員らが祝辞を述べ、井澗誠白浜町長、岩田勉すさみ町長が今後のまちづくりへの活用について発表した。このあと、もちつきともちまきが行われ、最後にテープカット、通り初めを行って開通を喜び合った。

近畿整備局/紀勢自動車道・白浜~すさみ南IC間24キロが開通

《日刊建設工業新聞》

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