国交省の来年度予算概算要求、「ストック効果」重視 画像 国交省の来年度予算概算要求、「ストック効果」重視

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 国土交通省が16年度予算概算要求で重点的に計上したのが、民間投資の誘発や防災・減災などの「ストック効果」を最大限に発揮できるようにする社会資本整備だ。概算要求に盛り込んだ取り組みは、ゼロから施設を整備するより、既存施設を活用しながら効率的に事業を進める取り組みに予算を重点的に要求したのが特色だ。主な計画を見ると、高速道路の本線と、本線沿いにある商業施設や工業団地といった民間施設を直結させる事業を推進。ETC搭載車両に利用を限定するスマートインターチェンジ(IC)の設置を支援する制度などを通じて後押しする。
 国と自治体の負担による「新直轄方式」で整備された高速道路の無料区間にはほとんどない休憩施設の確保も、スマートICの設置支援を通じて促進。例えば、高速本線沿いの一般道沿いにある道の駅と直結できるようにする。このほか、民間都市開発や公共工事を行いやすくする対策として、これらの事業が検討される市町村に対し、土地境界を明確化する地籍調査の実施を重点的に支援する。太陽光と並ぶ有望な再生可能エネルギーとして期待される洋上風力発電の普及を拡大するため、沖合よりコストや災害リスクを軽減できる港湾区域内での設置を促す運用指針作りなどの経費も新たに要求する。
 国交省は、ストック効果を最大限引き出すこれらの社会資本整備を行いやすくするため、16年度に国や自治体、民間事業者らでつくる情報交換の場を設置する。例えば、早い段階から高速道路沿いでの民間施設整備計画を把握しておけば、スマートICも設置しやすくなるとみている。
 《ストック効果発揮の主な取り組み》△スマートICによる高速道路と民間施設の直結△道の駅を活用した無料高速道路の休憩施設の充実△既存ダムのかさ上げ・放流設備の増設△地籍整備の推進△遊休不動産の連鎖的再生支援△団地の集約・再編、福祉関係の生活支援機能の拡充△国際拠点空港の機能強化(駐機場・誘導路整備、滑走路増設など)△港湾への洋上風力発電施設の導入円滑化△特定都市再生緊急整備地域にある国際的業務の受け皿施設の機能強化(歩行者デッキ、交通広場、駐車場の整備など)△地域鉄道の利便性向上(新駅整備、行き違い設備の新設)。

16年度予算概算要求/「ストック効果」重視/高速道と沿道民間施設直結など

《日刊建設工業新聞》

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