羽田・秋葉原間の河川舟運定期運航化を検証、インフラツーリズムの目玉に 画像 羽田・秋葉原間の河川舟運定期運航化を検証、インフラツーリズムの目玉に

インバウンド・地域活性

 インフラツーリズムと空港アクセス交通の新たな目玉に-。国土交通省は9月下旬に、羽田空港~東京都心間で河川舟運の定期運行化の可否を検証する初の社会実験を行う。空港船着き場から品川(天王洲)を経由して外国人旅行客の人気が高い秋葉原(万世橋の船着き場)に至るルート。インフラを新たな観光スポットとするツアーが普及している中、ルート上の神田川や隅田川などに架かる計30以上の橋梁群を、普段とは違う真下から眺めることができるのが特色だ。
 国内外からの来訪者が大幅に増える2020年東京五輪までの定期運行化を目指す。9月19~26日に行う舟運の社会実験では、採算性や利用者動向を確認して改善点を抽出。16年度以降も社会実験を重ねる方針だ。
 今回の社会実験は、国交省が地元の東京都千代田区や街づくり協議会などと共同で主催する。船便で羽田~品川間を片道約50分、羽田~秋葉原間(品川経由)を同約1時間半で到着できるように運行する計画。鉄道やバスなどの一般的な陸上の空港アクセス手段と比べ移動時間はややかかるが、陸上交通が満杯だったり、事故が起きたりした際の代替手段として活用できる。
 さらに新たなインフラツーリズムの目玉資源としても役立てる。普段とは違う場所や角度から都心の河川に架かる橋梁群を眺められたり、85年前の1930年に竣工した歴史的価値が高い万世橋の船着き場を体感できたりする。社会実験期間中は、こうしたインフラの特色などを解説するガイドも同乗する。秋葉原で下船する乗客には、秋葉原の街なかや名所を案内する有料のオプショナルツアーも用意する。国交省によると、今回の社会実験には「橋梁ファン」の注目度が高く、実験期間中はほぼ全便が既に予約で埋まっているという。

国交省/河川舟運、羽田~秋葉原間の定期運航化を検証/9月下旬から社会実験

《日刊建設工業新聞》

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