【外食ビジネスウィーク2015】後付できる“ペアガラス”、空調コストを年間で32.4%削減 画像 【外食ビジネスウィーク2015】後付できる“ペアガラス”、空調コストを年間で32.4%削減

マネジメント

 東京ビッグサイトで開催中の「外食ビジネスウィーク2015」で26日、旭硝子は現場施工型後付けLow-Eガラス「アトッチ」に関する展示を行った。

 これは既存の嵌め殺しの窓の上から、もう一つの窓を設置するというもの。両者が隙間を開けて配置されることで、後付けのペアガラスとして機能。断熱効果の向上により空調コストを削減できる。

 また、後から配置するガラスには、特殊な金属コーティングを施したLow-Eガラスを採用。これが遠近赤外線を反射することで、夏場にはさらなる遮熱効果が期待できる。比較的に日射のきつい条件下に黒い布を置いて実験したところ、その温度上昇を7度から8度抑えられたとのことだ。

 なお、アトッチは現在、オフィスビルでの普及が先行している。実際に6階建てのオフィスビルで南向きの環境の場合、空調コストを年間で32.4%削減できたとのこと。結露対策にも利用されており、愛知県長久手市のトヨタ博物館では、レストランの窓からの見通しを改善することができたという。西日のためにやむおえずにブラインドを下ろしているようなお店でも、解放感のある空間を構築できそうだ。

 アトッチは窓の外側、内側のどちらからでも設置が可能。外側からの設置の場合は、施工期間は1日から2日程度で完了する。実際に現場でLow-Eガラスを見たところ、やや黒味がかった色をしているが、透け方について特に見通しが悪くなるようなことはなかった。なお、固定の際には最後に周囲をシール材で固定するため、窓縁は黒くなるという。

 過去の事例では間口が幅120cm×高さ200cmの窓に、6枚のアトッチを設置した場合、工賃は総額で70万円程度になったとのこと。これを空調コストに換算すると、使い方にもよるが、およそ10年で回収できるという。
《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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