LIXIL、MBA取得に向けた留学支援を推進 画像 LIXIL、MBA取得に向けた留学支援を推進

人材

 LIXILが、将来の経営層育成の一環で、MBA(経営学修士)取得に向けた海外留学支援制度の活用を進めている。同社は、国内外のビジネス系大学院(ビジネススクール)で1~2年程度、経営学全般の知識を社員に広く学ばせる支援制度を11年度に設置。これまでに計4人が海外留学を終えて帰任した。留学できる社員を若手に限定することで、日本では学べない『本場』の経営学を早期に学ばせ、会社をけん引する人材に育てる方針だ。
 同社は、11年4月に住生活関連5社が統合して発足以降、一貫して海外事業に力を入れている。最近では、欧米を中心にM&A(企業合併・買収)を実施し、海外の大手ブランドを傘下に収めるなど海外での事業展開を加速。海外のビジネスで通用するグローバル人材の育成が課題になっている。
 MBA留学支援制度を利用するための条件は、原則35歳以下・勤続3年以上の若手社員で、国際コミュニケーション英語能力テスト(通称TOEIC)800点以上、英語能力測定テスト「TOEFL」85点以上。TOEIC800点以上は、一般的に英語での意思疎通ができ、打ち合わせなどが可能なレベルとされる。自薦か所属部署の推薦を受けた社員を対象に選考。書類審査、面接を経てTOEICなどのテストを受験し、基準を満たした社員が2次面接に臨む。会社は、留学に必要な学費や住居費、渡航費などを負担する。年間で10人程度を目安に選考しており、これまで海外留学したのは計4人と、狭き門となっている。
 ビジネススクールでは、マーケティングや財務、経営戦略などの経営に必要な知識を学ぶことができる。さまざまな国から人が集まるため、リーダーシップを学ぶ場としても活用できる。同社は、海外MBA留学を終えた社員4人と藤森義明社長とのパネルディスカッションを、東京都千代田区の東海大学校友会館で24日に開いた。留学経験を社員に還元するのが目的で、30代以下の若手社員を中心に206人が出席。藤森社長は「MBAは自分自身を見つめ直すきっかけになる。新たな自分を見いだすことができれば、それが自信につながるだろう」と述べ、出席者にMBA取得を促した。

LIXIL/MBA取得留学を支援/若手限定、本場の経営学を早期習得

《日刊建設工業新聞》

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