ダイキン工業、大型施設向け空調事業を強化 画像 ダイキン工業、大型施設向け空調事業を強化

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 ダイキン工業は、首都圏を中心に需要増が見込まれる大型施設向けの空調機器事業を強化する。設置の自由度が高く施工性に優れる熱源機器など商品の充実を図るとともに、営業要員を首都圏エリアにシフト。都内で新商品の仮設展示場を設置し、大手サブコンや設計事務所、ゼネコンの担当者などに特徴や性能を積極的にPRする。商品と営業の両面を強化し、「今後の採用につなげていきたい」(松田直敬常務専任役員空調・低温国内営業渉外担当)考えだ。再開発プロジェクトが数多く計画されている首都圏では、大型施設の新築だけでなく、既存の更新などの需要も増加すると見られている。同社は、こうした需要を確実に取り込んでいくため、大型施設向けの空調機器を拡充する。
 熱源機(チラー)はこれまで、空気と冷媒の熱交換を行う「熱源ユニット」と、冷媒の熱で冷温水を作る「ハイドロユニット」が一体化していた。12月に発売する空調熱源機スタイルフリーチラー「JIZAI(ジザイ)」は、熱源ユニットとハイドロユニットを分散設置できるのが特徴。屋内外に分離したり、狭小スペースに並べたりして設置の自由度を高める。ユニット単位でエレベーター搬入でき、更新工事でもクレーン車両が不要で作業の省力化が図れる。ビル用マルチエアコンの技術を活用し、省エネ性能も高めた。
 従来通り一体型も開発した。工場出荷時に配管を組み込むなど現場での施工工数を大幅に削減。10台連結タイプで工期が従来機と比べて9割短縮できるという。設置スペースも削減し、メンテナンス性にも優れる。7月には大風量に対応したコンパクト型のエアハンドリングユニット(エアハン、空気の温度・湿度を調節し部屋に供給する機器)を発売した。複数台を連結できるモジュールタイプで、1台が停止しても運転を続けることが可能だ。
 同社は都内に、三つの新商品を紹介する仮設展示場を設置。分離設置型(セパレート型)など新しい価値をアピールしていく。17日~9月9日の実働17日間で延べ300人の来場を見込んでいる。同社によると、チラーの市場は年間1万2000台。同社は1割(1200台)のシェアを目指し、うちセパレート型で300~400台を見込んでおり、主力商品に育てていく考えだ。

ダイキン工業/大型施設向け空調事業強化/新型熱源機など商品拡充

《日刊建設工業新聞》

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