JR東海、リニア北品川変電所は16年2月着工、発進立坑も順次着手へ 画像 JR東海、リニア北品川変電所は16年2月着工、発進立坑も順次着手へ

インバウンド・地域活性

 JR東海は、リニア中央新幹線の建設プロジェクトで、東京・北品川に設置する変電施設の建設工事に16年2月末に着手する。設計はジェイアール東海コンサルタンツが担当。施工者は未定。敷地内では既設建物の解体工事を名工建設の施工で進めている。変電施設の近くに併設する非常口(シールド機の発進立坑)の建設工事にも順次着手する計画だ。
 変電施設の建設地は品川区北品川4の287の1(敷地面積7040平方メートル)。東側がJR東海道線・京浜東北線、南側が山手通りに面し、西側は東海道新幹線、山手線・横須賀線に近接する。施設規模は地下4階地下5階建て延べ2万3000平方メートル。高さは35メートル。構造・基礎工法は未定。完成時期は26年11月末を予定。
 事業説明会の資料によると、開削工法で施工する。地下・地上部の躯体構築作業ではコンクリートポンプ車による現場打設を行う。地下送電線の受電設備、変換器設備、出力側設備などを配備。地下部分で非常口に接続し、き電線を介して本線設備に電気を送る。土留め壁を構築する地中連続壁工の工期は約2年、掘削工は約1年、建屋築造工は約10年を想定。電気設備関連の工事は着工から断続的に進め、リニア新幹線東京・名古屋間の27年度開業前までに完了させる。ヤード内の環境対策として、設備プラントに仮設の防音設備を設置するほか、排出ガス対策型や低騒音・低振動型などの環境性能の高い建設機械を使用する。
 工事用地内では、変電施設の北側に非常口を整備する計画。非常口には避難用のエレベーターと階段を設けるほか、本線トンネル内の換気対策(ファン)、列車通過時の風圧対策(開閉設備)、消音設備や多孔板(微気圧波対応設備)などの環境対策を施す。
 リニア新幹線の東京~名古屋間の建設区間では、昨年12月に品川と名古屋の両ターミナル駅の準備工事に着手した。品川地区のターミナル駅の本体工事の施工者の選定作業を現在進めており、15年度内に着工する予定。南アルプストンネルの山梨工区(施工延長約7・7キロ)の施工者を今秋をめどに決め、工事に着手する。

JR東海/リニア北品川変電所は16年2月着工/発進立坑も順次着手へ

《日刊建設工業新聞》

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