中部整備局が就業体験「キャンプ砂防」開催、24日から6事務所に学生11人 画像 中部整備局が就業体験「キャンプ砂防」開催、24日から6事務所に学生11人

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 砂防などを専攻する大学生らを対象に、国土交通省の砂防関係機関で就業体験してもらう「キャンプ砂防」で、中部地方整備局は本年度、6事務所が11人の大学生・大学院生を全国から受け入れる。24日から28日までの日程(1事務所は3~7日に実施済み)で、中山間地域での体験を通じ砂防事業の役割や防災対策のあり方などを学んでもらう。わが国は、急しゅんな地形やぜい弱な地質など土砂災害を受けやすい。また、近年は森林管理の衰退などで荒廃が進み、土砂災害の発生要因となっている。このため、キャンプ砂防では中山間地域の現状を実際に体験できる場を全国の学生に提供。地域の課題や活性化支援、防災対策のあり方を学んでもらい、砂防に携わる人材を育成する。
 中部整備局管内では本年度、天竜川上流河川事務所、富士砂防事務所、静岡河川事務所、沼津河川国道事務所、越美山系砂防事務所、多治見砂防国道事務所が学生を受け入れる。24日から5日間の日程で、砂防堰堤や山腹工などの現場見学、調査など作業体験、中山間地域の生活や歴史、文化などを学び、防災と地域のつながりを実際に感じてもらう。最終日は研修リポートを作成、成果を発表する。多治見砂防国道事務所は今月3~7日の日程で実施済み。2人の大学院生(群馬大学、弘前大学)が参加し、長野県南木曽町の砂防施設現場や御嶽山崩壊地現場、火山噴火緊急対策現場などを調査。昨年に発生した大災害の現場での砂防事業を実際に体験するとともに、木曽・東濃地域の歴史や文化などを学んだ。
 各事務所の実施内容などは次の通り。【天竜川上流河川事務所】大学生2人(金沢工業大学、日本大学)が参加。初ノ沢砂防堰堤工事(長野県伊那市)、大鹿村中央構造線博物館、小渋ダム土砂バイパストンネルなどを見学。土砂災害と闘ってきた伊那谷の人々の暮らしや、伊那谷地域の砂防事業の役割と意義を学ぶ。【富士砂防事務所】大学生3人(金沢工業大学、静岡大学、東京農工大学)が参加。大谷崩れ対策工事現場や由比地すべり地区現場、富士山宝永火口(5合目付近)などを見学。砂防工事が行われている流域の現状や砂防が果たす地域活性化などを学ぶ。【静岡河川事務所・沼津河川国道事務所】大学生2人(岩手大学、群馬大学)が参加。24日から26日午前までは静岡河川事務所管内で安倍川(流域、河口部)の土砂動態視察や大谷山腹工現場、26日午後から28日までは沼津河川国道事務所管内で狩野川放水路、入の谷砂防堰堤視察、伊豆市中伊豆視察(中山間地の暮らし体験)などを実施。【越美山系砂防事務所】大学生2人(京都府立大学)が参加。東横山崩落現場や砂防堰堤の現場見学、測量作業や環境調査(猛きん類調査)も体験する。横山ダムと徳山ダムも見学するほか、揖斐川町長を訪問する。

中部整備局/就業体験「キャンプ砂防」/8月24日から6事務所に学生11人

《日刊建設工業新聞》

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