大手建設コンサル3社が相次ぎ本社移転……事業拡大に対応、環境改善で人材確保も 画像 大手建設コンサル3社が相次ぎ本社移転……事業拡大に対応、環境改善で人材確保も

インバウンド・地域活性

 大手建設コンサルタント3社が、東京都内で本社の移転作業を相次ぎ本格化させる。パシフィックコンサルタンツは千代田区内のオフィスビルに本社機能を移す作業を4日に開始。八千代エンジニヤリングも新宿区から台東区に本店機能などを移転させる作業をスタートさせた。日本工営は千代田区内にある本社ビルの建て替えに向けて、10月に同区内のビルに本社機能を一時移転する。新たなビルへの移転や新本社の建設に各社が動くのは、事業拡大や受注活動の強化に伴う社員数の増加、分散していた機能の集約による業務の効率化、IT環境など最先端の機能を備えた執務環境の構築などが目的だ。東日本大震災の復興事業に加え、全国で進む国土強靱(きょうじん)化や防災・減災事業、2020年東京五輪に向けたインフラ整備事業の発注本格化などで建設需要は増加しており、若手の人材確保や流出抑制の観点からも職場環境の改善を急ぐ。
 パシコンは、多摩市の京王線聖蹟桜ヶ丘駅前にある本社部門と、新宿区内のオフィスビルに入っている首都圏部門を統合し、今年5月に竣工した新たなオフィスビル(千代田区神田錦町3の22、テラススクエア)に機能を移す。4日に首都圏部門の一部から引っ越しを始めた。9月中旬まで5回に分けて移動する。八千代エンジは、新宿区西落合にある本店と千代田区麹町にある国際事業本部、グループ企業の八千代都市建築設計、ワイテック、八千代グリーンエナジーの機能を台東区の新オフィス(浅草橋5の20の8、CSタワー)に順次移転する。先行して9月に新オフィスで営業を始める国際事業本部の移転が始まった。本店などは11月1日に営業を開始する。
 新オフィスは、パシコンが東京メトロ・都営地下鉄の神保町駅から徒歩2分、八千代エンジがJR浅草橋駅と都営地下鉄新御徒町駅から徒歩9分。いずれも複数の鉄道路線を利用でき、利便性が高まる。日本工営は、千代田区麹町にある本社ビルの建て替えに向け、来年1月から現ビルの解体に入る予定。このため、10月に本社機能を旧東京理科大学九段校舎(千代田区九段北1の14の6)として使用されていたビルに仮移転する。同ビルは現在、改修作業中。18年5月に完成予定の新本社ビルは現在より規模を拡大し、執務スペースを広げる。周辺に分散するオフィスも集約し、業務効率を高める。東京以外でも、パシコンは5月に、大阪本社を大阪市中央区から同北区のビル(北区堂島浜1の2の1)に移転した。八千代エンジは今年に入って名古屋支店を移転したほか、大阪支店の改修も行っている。いずれも働きやすい環境づくりを進めるのが目的だ。

大手コンサル3社-相次ぎ本社移転/事業拡大に対応、環境改善で人材確保も

《日刊建設工業新聞》

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