港区が「青山通り周辺地区まちづくりガイドライン」を11月に策定 画像 港区が「青山通り周辺地区まちづくりガイドライン」を11月に策定

インバウンド・地域活性

 東京・港区は、区内北西部の青山通り沿道地域を対象に「青山通り周辺地区まちづくりガイドライン」を11月に策定する。街づくりのテーマは「気品とにぎわい」。地区内の開発計画の進ちょくに合わせて、建物の低層部ににぎわい施設を配置したり、来街者のためのオープンスペースを確保したりする方針だ。今月公表された素案によると、ガイドラインの対象区域は、北青山と南青山にまたがる約95ヘクタールの範囲。2020年東京五輪のメーン会場となる予定の新国立競技場に隣接しており、今後は国内外から多くの観光客が訪れることが期待されている。素案では、同地区を三つに分割し、それぞれのエリアで街づくりの方向性を打ち出した。
 青山通り沿道一帯の「青山通り沿道エリア」では、大規模開発が複数計画されていることを踏まえ、▽公開空地のイベントやオープンカフェへの利用▽建物低層部へのにぎわい施設の誘導▽業務・商業・居住・文化などの多様な機能の集積-などを定めた。沿道では現在、エイベックス・グループ・ホールディングスの新本社ビル(南青山3の1の30)が7月に本体着工するなど、事務所ビルの開発が相次いでいる。かつて青山通りのランドマークだった黒川紀章氏設計の「青山ベルコモンズ」(北青山2の14の6)は昨年以降、閉鎖中。今年に入って三菱地所が子会社を通じて取得し、跡地開発を計画している。オフィスフロアも備えた複合施設となる見通しだ。東京メトロ表参道駅周辺の「表参道駅周辺エリア」は、日本を代表する商業拠点であることから、▽デザイン関連施設の集積などを生かした文化・交流施設の整備▽細街路の拡幅やオープンスペースの確保▽街の回遊性を高めるような歩行空間の整備-などを定めた。
 東京都は20年度までに都営青山北町アパート(港区北青山3の4ほか、敷地面積4ヘクタール)を建て替える計画。都は、住宅の高層化で生まれる敷地内の余剰地に民間開発を誘導し、青山通り沿道と一体的な街づくりを進める方針を示している。明治神宮外苑を含む「神宮外苑周辺エリア」は、歩行者ネットワークを充実させて魅力に富んだ街を形成するエリアと位置付け、▽業務・商業機能などと調和したスポーツ拠点の形成▽スタジアム通りの歩道拡幅や歩道状空地の確保-などを定めた。東京五輪後に計画されている神宮球場と秩父宮ラグビー場の連鎖型建て替えや、伊藤忠商事の東京本社ビル(北青山2の5の1)の建て替えなどに合わせて、周辺の交通インフラの整備が進むとみられる。

東京・港区/青山通り周辺地区まちづくり指針を11月策定/気品とにぎわいテーマ

《日刊建設工業新聞》

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