スーパーの敷地にバーベキュー場……「手ぶらでバーベキュー」がブームの兆し 画像 スーパーの敷地にバーベキュー場……「手ぶらでバーベキュー」がブームの兆し

マネジメント

 大手スーパーで集客を増やすため、店舗敷地内にバーベキュー場を設ける店が増えている。こんろや食器などは貸し出し、「手ぶらでバーベキューを楽しめる」点を売りに、肉や野菜などの売り上げ増と相乗効果も狙う。本格的な行楽シーズンとなり、設置店は「順調に食材も売れている」と手応えをつかむ。 

 イオンモール木更津店(千葉県木更津市)内にあるバーベキュー場は今月に入り、連日、家族連れらでにぎわう。約700席あり、大人は1000円(税別)を払えば3時間、利用できる。

 2014年10月にオープン。直営ではなく神奈川県の企業が運営する。食材も販売し、イオンが仕入れる国産牛の精肉などを並べる。多くの人を呼び込むため、飲食物の持ち込みを認めているが、利用者の大半がバーベキュー場か、店で食材を買うという。イオンリテール広報は「食材の売れ行きは好調」と話す。夏休みに入り、観光客の利用も増えている。

 イトーヨーカドーは今年、バーベキューができる店を関東圏で2カ所増やし計3店舗とした。東大和店(東京都東大和市)は、7月4日に改装してバーベキュー場を設けた。セブン&アイ・ホールディングス広報は「先に始めた2店舗同様に、精肉や野菜の売り上げ増が期待できる」と話す。

 日本生産性本部(東京都渋谷区)の「レジャー白書」によると、14年度のバーベキュー人口は前年度比14%増の2400万人。同本部は「近場で安くレジャーを楽しみたいという傾向が強まっている」と分析。手軽なバーベキューは「消費者の嗜好(しこう)に合っている」とみる。

 バーベキュー人気に、百貨店も目を付け始めた。東武百貨店池袋本店(東京都豊島区)は、今年5月初めて屋上にバーベキュー場併設のビアテラスを開いた。精肉や国産野菜など食材のセットをその場で販売。勤め帰りに本格的な"野外の味"が堪能できるとあって、会社員に人気だ。7月の売り上げは目標を2割上回った。「8月はさらに伸びが期待できる」(広報)という。

手ぶらでバーベキュー 食材の売れ行き好調 スーパー敷地に専用スペース

《日本農業新聞「e農net」》

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