「インフラツーリズム」パネル展…地域のインフラに脚光 国交省 画像 「インフラツーリズム」パネル展…地域のインフラに脚光 国交省

インバウンド・地域活性

 国土交通省は、「インフラツーリズム」のパネル展を東京・霞が関の本省正面玄関脇の展示スペースで28日まで開いている。既存のインフラや工事現場を対象にした見学会を管理者が主催したり、旅行会社が有料ツアーを企画立案したりと、形態もさまざま。各地方整備局を通じて集めた59事例を簡単な文章と写真で紹介するパネル展を通じてツアーへの理解を促し、インフラに対する関心を一段と高める取り組みを展開していく考えだ。
 インフラを地域固有の観光資源とするツアーは、工夫を重ねて年々充実。インフラに近づき、触れることのできる絶好の機会となり、インフラの役割に対する理解を深めることにもつながっている。パネル展ではそうしたツアーの一部を都道府県ごとに紹介している。98年4月に世界最長のつり橋として完成した明石海峡大橋(兵庫県)の体験ツアーでは、橋の建設に携わったスタッフが隠れた橋の技術や歴史などを分かりやすく説明。普段入ることのできない管理用の通路を歩き、主塔に登ると、海面から約300メートルの世界を体験できるようにした。有料ツアーだが、年間約1万人が参加する人気企画となっている。
 ダムを巡るツアーも全国で行われている。湯西川ダム(栃木県)では、日本初の国産水陸両用バスを使ったツアーを企画。年間2万人以上が乗車しており、近くの道の駅で話題の「ダムカレー」を食べることもできる。北海道の知床横断道路では、冬季の除雪作業によって出現する「雪の壁」を見学するツアーもあり、世界自然遺産の知床で大自然を体感できる。中部地方整備局は、「旬な現場」を冊子やウェブサイトで年数回公開し、見学申し込みを随時受け付けている。国交省はパネル展を各地域でも行いたい考え。ビジネスベースに乗せるツアーの手法を検討する計画もある。

国交省/「インフラツーリズム」事例をパネル紹介/地域の観光資源に活用を

《日刊建設工業新聞》

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