1級施工管理技術検定、学科試験合格者の女性比率が上昇 画像 1級施工管理技術検定、学科試験合格者の女性比率が上昇

人材

 6~7月に行われた本年度の1級施工管理技術検定の学科試験で、合格者に占める女性の比率が高まっていることが明らかになった。試験を実施した各指定試験機関が発表した合否状況を見ると、「土木」「建築」「電気工事」のそれぞれの試験で、合格者に占める女性の比率が前年度試験の実績を上回った。女性技術者がスキルアップを図るために試験に挑む積極姿勢が見て取れる。全国建設研修センターが7月5日に実施した1級土木施工管理技術検定の学科試験には、全国13地区30会場で3万5810人と前年度を8・1%上回る人が受験。56・6%に当たる1万0551人(前年度比0・8%増)が合格した。合格者に占める女性の比率は4・3%。13年度の3・4%、14年度の3・6%と年を追うごとにその比率は高まっている。
 建設業振興基金が実施する建築、電気工事の検定試験も同様の傾向だ。6月14日に行われた建築の学科試験では、全国10地区18会場で2万5452人(23・7%増)が受験し、43・6%に当たる1万1103人(29・7%増)が合格。このうち4・0%を女性が占めた。13年度の合格者の女性比率が3・8%、14年度が3・7%とほぼ横ばいで推移した後、15年度に4%台に乗ったことになる。同日の電気工事の学科試験でも、全国10地区17会場で1万8122人(15・7%増)が受験し、45・1%に当たる8168人(46・5%増)が合格。うち女性の比率は1・3%と土木や建築に比べて低いものの、13年度の0・8%、14年度の1・0%と着実に数字を伸ばした。これまで減少傾向にあった受験者数は、企業が技術者の確保に向けて受験資格を満たす社員に資格取得を促したことなどが、増加に転じる要因になったとみられる。女性の比率が上昇した背景には、受験者の全体的な増加傾向に加え、国土交通省と建設業界団体が昨年8月に共同で策定した女性活躍を後押しする行動計画の施策効果などで、女性の資格取得意欲が高まったこともあるとみられている。

1級施工管理技術検定/学科試験合格者の女性比率上昇/資格取得の意欲増す

《日刊建設工業新聞》

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