玄米食用巨大胚芽米「金のいぶき」、生産量が6倍も予約で“完売” 画像 玄米食用巨大胚芽米「金のいぶき」、生産量が6倍も予約で“完売”

インバウンド・地域活性

 玄米食専用の低アミロース巨大胚芽米「金のいぶき」に注目が集まっている。本格的に生産が始まった昨年、独特のもちもちとした食感が人気を呼んだことから、2015年産は秋田、宮城の両県で、前年産の6倍の生産量が見込まれている。食品メーカーなどからの予約で既に“完売”状態となっている。
・食感や機能性に脚光

 金のいぶきは全量が契約栽培で取引される。生産者との種苗取引や契約などを担当している(株)金のいぶき(宮城県栗原市)の尾西洋次社長によると、今年産は秋田、宮城両県で約1200トンの生産が計画されている。「評判を聞きつけた海外からも引き合いが来ているが、全てお断りしている状態」(尾西社長)という人気ぶりだ。

 昨年産は秋田県を中心に200トンを生産。ファンケル(横浜市)や亀田製菓(新潟市)が玄米や加工食品を12月ごろから販売したところ、食感や機能性が評判を呼び、今年3月までに完売した。グラノーラなど手軽に食べられるタイプの商品も登場し、特に若い女性を中心に口コミで人気が広がり、売れたという。

 金のいぶきは宮城県古川農業試験場が育成した。胚芽の大きさが一般的な米の3倍で、血圧の抑制効果などがあるとされるGABA(ガンマアミノ酪酸)やビタミンE、食物繊維などを豊富に含む。栽培面では、倒伏や冷害に強いという特徴があるため、生産者の間でも評判が高いという。

 米の加工、流通の業者などでつくる高機能玄米協会(横浜市)も金のいぶきに注目。今年から、成分量など一定の品質条件をクリアした原料の製品に対して認定マークを付けるなどして、さらなる普及を後押ししていく方針だ。

玄米食用巨大胚芽米「金のいぶき」 生産量 昨年の6倍 15年産1200トン予約で“完売”

《日本農業新聞「e農net」》

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