農水省が介護食品に新ルール検討、硬さなど第三者認定 画像 農水省が介護食品に新ルール検討、硬さなど第三者認定

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 農水省は、新しい介護食品「スマイルケア食」に日本農林規格(JAS)など新たなルールの導入を検討している。体質に応じて消費者が安心して商品を選べるよう、食品の硬さなどにルールを設けたい考えだ。同省は地場産農産物を使った介護食品の開発に力を入れており、ルール導入を機に農産物への需要が高まる可能性がある。 スマイルケア食は、かんだりのみ込んだりする機能が弱くなった人、栄養が不足した状態にある人向けの食品。栄養や見た目にも配慮した介護食として同省が普及を図っている。民間調査によると、2020年の高齢者向け食品の市場規模は1700億円と予想しており、14年に比べ約3割の増加が見込まれている。 症状などによって「弱い力でかめる」「舌でつぶせる」など、求められる硬さなどの程度が違う。誤った商品を選べば、体に危険を及ぼす恐れもある。しかし、店頭で販売される介護食品に、全体で統一した第三者機関のルールはない。 検討しているのは、食品の硬さや口の中でのべたつきやすさ(付着性)、まとまりやすさ(凝集性)などの規格化。登録認定機関から“お墨付き”が得られるJASを中心に検討を進めている。店頭で表示を見ることで、体質に合った商品を選べるようにしたい考えだ。 同省は既に、介護分野などの専門家らでワーキンググループを設置。規格の仕組み、硬さの測定方法などについて検討を進めている。早ければ16年度中の制定を目指している。ただ、介護食品によっては多様な食材が含まれており、硬さに幅があるなどの測定面での課題もあり、慎重に検討を進めている。 同省食品製造卸売課は「今後も在宅介護の増加が見込まれる。第三者機関が品質を担保することで、安心して介護食品を手に取ってもらえるようにしたい」としている。

介護食品に新ルール 硬さなど第三者認定 農水省検討

《日本農業新聞「e農net」》

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