世紀東急工業、常温合材に「高耐久」と「高安定」追加、モンゴルで製販体制整備 画像 世紀東急工業、常温合材に「高耐久」と「高安定」追加、モンゴルで製販体制整備

インバウンド・地域活性

 世紀東急工業は常温合材で、高速道路など重交通路線の補修に用いる「高耐久型」と、寒冷地に適した「高安定型」の2種類の開発にめどを付けた。常温合材ブランド「SKミックス」のシリーズとして、10月に市場に投入する。高安定型はモンゴルでも販売する計画で、7月初めに現地で試験施工を実施。製造拠点も整備しているという。シリーズ化によって多様なニーズに対応した製品を提供し、販売数量を堅持していく考えだ。常温合材は、舗装路面に発生した段差や穴(ポットホール)などを応急的に補修する材料。早期に路面性能を回復させ、短時間で交通開放できるのが特徴だ。同社の従来製品「SKミックス」(1袋20キログラム)は、一般道路向けの製品で、簡易な舗装や補修材料として用いられている。路面に敷きならし、一般的な転圧機械などで締め固めるだけで交通開放できる。年間で約5万袋を販売しているという。
 開発中の製品は、高速道路や基幹道路など重交通路線を補修する高耐久型と、寒冷地向けの高安定型の2種類。従来品と同等の施工性を維持しながら、耐久性や初期の安定性を高めた。高耐久型は天候を問わず施工できる全天候タイプ。耐久性を高めるためセメントが配合されており、水を使って固める。高安定型は特殊バインダーにより初期の安定性が高く、氷点下20度の厳しい環境下でも施工できる。さらに厳冬期には気温が氷点下25~30度にもなるモンゴルに適した製品も実用化した。同国では5カ月の間、プラントが閉鎖されるため、低温でも固まり、長期保存できる路面補修材が求められていた。同社は7月に首都ウランバートル市内で試験施工を実施した。同国道路省や同市、地元の道路協会などの関係者約100人が参加し、高安定型SKミックスの初期安定性や施工性などを確かめた。今後、長期の保存性能を検証する。既に同社の現地パートナー会社が常温合材の工場を建設中。特殊なアスファルトは日本から輸出し、現地で骨材などを混合して製品化する。

世紀東急工業/常温合材に「高耐久」と「高安定」追加/モンゴルで製販体制整備

《日刊建設工業新聞》

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