高卒者の建設業就職が14年と同水準の1.7万人に!文科省調査 画像 高卒者の建設業就職が14年と同水準の1.7万人に!文科省調査

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 文部科学省がまとめた15年度の学校基本調査(速報値)によると、今春などに卒業し、建設業に就職した高卒者は前年比0・3%減の1万6761人で、過去10年で最多だった前年度と同水準となった。ただ、前年比8・3%増と大幅に伸びた製造業と比べると、建設業への入職は広がっていない。昨年度卒業し建設業に進んだ高卒者は、5年前の11年度調査と比べ28・7%増えている。景況感の改善や技能労働者などの不足などを受け企業の求人数が拡大したほか、就職説明会や処遇の改善など担い手確保に向けた官民の地道な取り組みが効果を挙げたとみられる。
 11年度以降の動きを見ると、12年度が6・0%増、13年度が13・9%増、14年度が7・0%増と伸びてきた。15年度に微減に転じた要因としては、製造業の盛り返しが挙げられる。製造業に就職した高卒者は14年度まで減少が続いてきたが、15年度は約5000人の増加となった。業界関係者は「建設業と製造業は就職先として比べられることが多く、製造業が採用数を増やした結果、高卒者が流れた」と分析する。建設業の賃金は上昇してきたものの、製造業との差は依然大きく、産業間の採用競争に勝つには一層の処遇改善が必要との見方もある。昨年度、建設業に進んだ高校、専門学校の卒業者は0・9%増の590人、大卒者は2・1%増の1万9343人だった。建設業に就職した高校、高専、大学の新規学卒者の合計は1・0%増の3万6694人となっている。

高卒者の建設業就職、1・7万人に/14年と同水準/文科省調査

《日刊建設工業新聞》

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