日本の野菜や牛乳を海外へ、ホクレンら5社と鮮度保持技術の実証実験 画像 日本の野菜や牛乳を海外へ、ホクレンら5社と鮮度保持技術の実証実験

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 ホクレンは、伊藤忠商事など民間企業5社と共同で、農産物の鮮度を保持する技術の実証に乗り出す。氷点下でも物が凍らない空間をつくる装置を使った「スーパークーリングシステム」という技術で、実用化できれば、日持ち性が壁となっていた野菜や牛乳の輸出に弾みがつくと期待される。

 同システムは、コンテナに利用した場合、冷蔵コンテナと比べて鮮度保持の期間が延びるとされるが、実証データの不足などで実用化に至っていないのが実情だ。そこで輸送の現場に近い環境で機能するかを検証する。

 同システムを導入したコンテナを北海道内に置き、約20品目の農産物を入れて経過観察する。東南アジアへの試験的輸送も実施。農産物を届け、現地のレストラン関係者らに味を確かめてもらう。

 ホクレンによると、トウモロコシなどの野菜や牛乳は、海外で人気が高い。輸出需要が見込まれるものの、日持ちが障害となり遠方に輸送できていない。真空予冷施設を持つJAが少ないことも課題だ。

 ホクレンが実証で担当するのは、試験に使う農産物の調達や海外での食味評価。加えて、ホクレン農業総合研究所で実証に使った農産物を分析する。単に食べ比べるだけでなく、保存前後の農産物の成分を比較し、なぜ日持ちするのかを理化学的に示す考えだ。分析結果は、農産物の保管など多様な分野にも活用したいという。

 実証は、経済産業省の「グローバル農商工連携推進事業」を活用した。8月中旬にも道内で試験を始め、来年2月に成果を取りまとめる予定だ。

鮮度保持技術実証へ 野菜、牛乳輸出増狙う ホクレン、5社と共同

《日本農業新聞「e農net」》

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