古河ロックドリルのナビ装備型標準ドリルジャンボが販売好調!大断面施工に対応 画像 古河ロックドリルのナビ装備型標準ドリルジャンボが販売好調!大断面施工に対応

インバウンド・地域活性

 削孔機メーカー世界大手の古河ロックドリル(東京都中央区、三村清仁社長)が山岳トンネル用に開発したドリルナビ装備型標準ジャンボの売れ行きが好調だ。現場での技術検討のために、既に5台が実現場に投入されているほか、6台の購入予約が来ているという。同社は今後さらに受注が増えるとみており、顧客のニーズに応えられるよう生産体制を整えていく方針だ。ドリルナビ装備型標準ジャンボは、3ブーム式で発破工法による山岳トンネル工事に使用する。搭載した油圧ドリフターは、55キロワット級では最大級の打撃出力20キロワット。硬岩部での高速削孔が可能で、独自のデュアルダンパーシステムで直進性に優れた長孔削孔ができる。同社は昨年12月、このドリルナビ装備型標準ジャンボをベースにリニア中央新幹線の山岳トンネル区間用の新型ドリルジャンボ「JTH3200R―III PLUS」を発表。1台でリニア中央新幹線の大断面や長距離(約5キロ)の掘削に対応できるようにした。
 全断面補助ベンチ工法が可能で、ブーム長は幅16メートル、高さ10・4メートル。リニア工事で求められる幅13メートル、高さ8・3メートルの大断面を十分カバーし、3点支持のフロント構造を採用し、耐久性を向上させ、長距離掘削も可能にしている。穿孔位置のナビゲーションや岩質判定、孔尻調整を無線LANでネットワーク化した統合穿孔支援システム「ドリルNAVI」を標準搭載しており、確実な穿孔作業をサポートする。穿孔パラメーターを自動的に記録するシステムも導入。切り羽最前線のデータを現場や支店、本社などで共有することで、工事の進ちょく状況の把握や発破パターンの速やかな変更にも活用できる。CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)管理も可能で、施工の効率性も高めた。顧客によって仕様や施工管理ソフトなどが異なるため、顧客のニーズに合った機械を製作している。通常、ドリルジャンボは顧客の注文を受けて製作するが、同社では自社でモデル機を製作し、顧客に公開。その後多くの引き合いが寄せられ、リニア工事向けの新型ドリルも含め現在11件を受注し、今後さらに受注件数が増える見込みだという。同社の阿部裕之副社長は「来年1月をめどに長野県松川町に整備機能併設のサービス拠点を新設する。既存の基幹拠点と併せて万全のバックアップ体制を構築していく」という。

古河ロックドリル/ナビ装備型標準ドリルジャンボの販売好調/大断面施工に対応

《日刊建設工業新聞》

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