国交省、15年度のCIM試行は大幅増!導入指針に成果反映へ 画像 国交省、15年度のCIM試行は大幅増!導入指針に成果反映へ

インバウンド・地域活性

 国土交通省が道路や河川の直轄事業でCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を取り入れる本年度の試行件数が、設計などの業務で20件、工事で47件に達することが分かった。6日開いたCIM担当者会議で各地方整備局が行う試行案件を集約した。件数は業務、工事ともに14年度に比べて大幅に増えている。12年度から積み重ねてきた試行の成果も反映させた「CIM導入ガイドライン」を16年度に策定する。国交省直轄事業でのCIM試行は、業務が12年度にスタート。12年度が11件、13年度が19件、14年度が10件を対象に実績を積み重ねてきた。工事は13年度からで、13年度が21件、14年度が28件と推移した。15年度の試行件数は、業務が14年度の倍、工事も19件増といずれも大幅な増加となる。
 国交省は、CIMの本格導入に向けて受発注者の双方が経験を蓄積できるよう、各地方整備局に試行拡大を呼び掛けていた。ただ当初期待していた地質調査や測量など、これまで手を付けてこなかった業務での試行案件は出てこなかったという。15年度の試行案件のうち、業務は概略設計や詳細設計、検討業務などが中心となる。工事の試行案件の内訳は、発注者がCIMを前提に発注する「指定型」が3件、発注後に受注者の提案でCIMを取り入れることを提案する「希望型」が44件となっている。これら案件の多くは既に発注済み。今後、業務受託者や施工者が3次元CADなどを用いた本格的な作業に入っていくことになる。16年度に策定するガイドラインには、これまで積み重ねてきた試行や制度面での各種検討、橋梁、トンネル、ダム、河川の4分野の具体的案件を対象に関係者が一堂に会して知見を持ち寄る「産学官CIM」の成果などを取り込むことになる。担当者会議では、CIM担当者から3Dモデルの構築などによる「可視化」効果に加え、監督検査や出来形検査の省力化など導入メリットについての報告もあった。

CIM試行、15年度は大幅増/導入指針に成果反映へ/国交省

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 遊休物件のコテージが、シーズン稼働率9割を実現した理由

    遊休物件のコテージが、シーズン稼働率9割を実現した理由

  2. 富裕層インバウンドの法則その4

    富裕層インバウンドの法則その4

  3. 険しい道の「徒歩の遠足」…50キロのトレイルラン、記者が体験(2)

    険しい道の「徒歩の遠足」…50キロのトレイルラン、記者が体験(2)

  4. インバウンドと30代の女性のニーズは被るらしい

  5. 「完全個室」超豪華高速バス競争が勃発。各社の戦略は?

  6. 青函トンネルの大規模修繕、トンネルの延命化へ

  7. 渋谷区の"世界一汚いトイレ"、なぜ日本トイレ大賞をとれた?

  8. 【地元から日本を盛り上げるキーパーソン】地域プロデュース拠点となる道の駅、地方創生を目指す

  9. FC町田ゼルビア本拠地の野津田公園陸上競技場を大規模改良。5000席増設へ

  10. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

アクセスランキングをもっと見る

page top