インフラ投資の連携策協議に向け、太田昭宏国交相が8月12日からフィリピン訪問

海外進出

 太田昭宏国土交通相は、12日から14日までの日程でフィリピンを訪問し、ロヘリオ・シンソン公共事業道路相やジョセフ・エミリオ・アバヤ運輸通信相と会談する。鉄道、道路、空港、水管理など国交省が所管する分野での両国の協力関係を強化するのが狙い。中尾武彦アジア開発銀行(ADB)総裁にも会い、インフラ投資での連携方策を話し合う。奈良平博史国際統括官などが同行する。今回のフィリピン訪問は、安倍晋三首相が5月に提唱したアジア地域での「質の高いインフラパートナーシップ」の促進を図る一環となる。フィリピン政府要人との会談で太田国交相は、複数の具体的なプロジェクトも念頭に置きながら、日本がどのような協力ができるかを話し合うとみられる。中尾ADB総裁との間では、フィリピンだけでなく、アジア地域全域を視野に入れたインフラ輸出の連携方策について会談する予定だ。
 安倍首相が提唱した内容に沿って政府は、ADBと連携して、今後5年間で従来比約30%増となる約1100億ドルに上る質の高いインフラ投資をアジア地域に提供する方針。太田国交相は中尾総裁との会談を通じて、国土交通分野のインフラの海外展開の加速につなげたい考えだ。うえの賢一郎政務官も、13日から16日までの日程でベトナムを訪問する。アジアの水ビジネス競争の中で、日本企業(水ing)が受注したフエ市の下水道処理場着工式に出席。日本の技術のさらなる活用促進に向け、ベトナム政府要人と会談してトップセールスを展開する。ベトナムで、うえの政務官は、農業農村開発省や天然資源環境省の大臣・副大臣、フエ省人民委員長とも会談。日本の政府開発援助(ODA)による「ハノイ市エンサ下水道整備事業」に日本企業が参加できるよう協力を要請する。

太田昭宏国交相/8月12日からフィリピン訪問/インフラ投資の連携策協議

《日刊建設工業新聞》

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