畜産クラスターや土地改良など生産基盤強化を重視、農山漁村へのインバウンド対策も……16年度農林関係概算要求 画像 畜産クラスターや土地改良など生産基盤強化を重視、農山漁村へのインバウンド対策も……16年度農林関係概算要求

インバウンド・地域活性

 農水省が2016年度の農林関係予算の概算要求に盛り込む主要事項案が5日、分かった。地域ぐるみで収益拡大を目指す「畜産クラスター」や土地改良事業の一層の推進など、生産基盤の強化策を重視。飼料用米による水田フル活用や農地中間管理機構(農地集積バンク)といった農政改革の着実な推進の他、訪日外国人需要の呼び込み、都市農業の機能発揮なども盛り込む。 7日に自民党の農林関係合同会議に示し、月末の概算要求に向けて与党との協議を始める。自民党は7月に、党三役の現場視察を踏まえ、十分な額の農林予算の確保を林芳正農相に要請した。今後、財政当局との激しい攻防が予想される。 同省は概算要求で、今年3月に閣議決定した食料・農業・農村基本計画などに基づき、強い農林水産業と美しく活力ある農山漁村の実現を目指す方針を掲げる。 生産者やJA、飼料会社などが一体でコスト削減や高付加価値化に取り組む「畜産クラスター」は、15年度より充実させたい考え。受精卵移植や性判別技術の活用、自給飼料の生産拡大なども含め、畜酪生産基盤の強化を目指す。 土地改良事業の一層の推進は、予算増を求める与党の強い要望を受けて盛り込む。大規模野菜団地の形成、次世代施設園芸拠点の普及などと併せ、強い農業の基盤づくりを進める考えだ。 一連の農政改革も予算面から支える。飼料用米や麦・大豆の本作化による水田フル活用と経営所得安定対策の着実な実施、農地集積バンクを通じた農地の集積・集約化を特に重視。17年の通常国会に法案提出を予定する、収入保険制度の導入に向けた調査・検討なども主要事項とする。 輸出促進に向け、オールジャパンでの体制強化に加え、インバウンド(訪日外国人)需要を農山漁村に呼び込むための体制整備を要求する。4月の都市農業振興基本法の成立を受け、都市農業の機能発揮に向けた予算も盛り込む。 

生産基盤強化を重視 畜産クラスター、土地改良 16年度農林関係概算要求

《日本農業新聞「e農net」》

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