姫路市の手柄山中央公園再配置素案、展望台廃止・新体育館や屋内プール新設に 画像 姫路市の手柄山中央公園再配置素案、展望台廃止・新体育館や屋内プール新設に

インバウンド・地域活性

 兵庫県姫路市は、手柄山中央公園(西延末)にある公園施設の再配置素案をまとめた。陸上競技場や中央体育館、空爆死没者慰霊塔などは存続させる一方、手柄山遊園と回転展望台は廃止し、新たに新体育館や屋内プール、植物園などを整備する。市では素案をもとに本年度に整備計画を策定する予定で、学識者や関係団体、市民らで構成する懇話会(座長=平田富士男兵庫県立大学大学院教授)で意見を聞き、計画に反映する。同公園(面積約38・2ヘクタール)は、00年度に作成した報告書に基づき整備を進めてきたが、施設の老朽化が進んでいることに加え、JR新駅の設置構想や文化センターの移転計画など新たな課題が浮上。このため、14年度に庁内委員会を設置し、現状把握や課題を整理した上で、新たなゾーニングや再配置の方向性などを議論、このほど素案をまとめた。
 素案によると、新駅構想がある公園北西側をエントランスゾーンに位置付け、陸上競技場や野球場、中央体育館などが立地するエリアをスポーツゾーン、文化センターや水族館などのエリアは学びゾーンに設定。温室植物園などがある東側は緑化ゾーンで、家族連れが楽しめる遊戯・広場ゾーンも設ける。整備方針ではスポーツゾーンの姫路球場、陸上競技場、中央体育館、県立武道場は存続し、公園に近接する総合スポーツ会館(中地453)の老朽化が著しいため、同程度の機能を持つ新体育館を新設する。老朽化が著しい市民プールは全面改修を行い、新たに全天候型屋内プール(50メートル、25メートル)を建設し、付属施設としてレジャープールを整備する。学びゾーンの平和資料館や慰霊塔、水族館などは存続させ、移転する文化センター跡地に植物園を整備し、緑の相談所も設置する。緑化ゾーンの緑の相談所跡地は周辺を展望広場とし、レストハウスと展望台をそれぞれ整備する。
 遊戯・広場ゾーンの回転展望台は老朽化が著しく、部品の入手が困難なため廃止し、跡地に駐車場を整備する。手柄山遊園は、耐用年数が過ぎた有料の大型遊具を順次撤去しており、無料の「ちびっこ広場」として再整備する。新体育館と屋内プールは20年度まで、ちびっこ広場とレストハウスは25年度までの整備を想定しているが、各施設の具体的な施設計画は所管部局で検討する。懇話会の初会合は5日開かれ、委員からは「図書館や小動物園を整備してはどうか」「学生と家族連れ、お年寄りのつながりのある動線を考えてほしい」「若者が集まる場所にしたい」「広域防災拠点として備蓄や活動拠点の機能も考えなければならない」などの意見があったほか、平田座長は「まずは何ができるか、何がしたいかから考えなければならない」と強調した。

兵庫県姫路市/手柄山中央公園再配置素案/体育館や屋内プール新設、展望台廃止

《日刊建設工業新聞》

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