日本構造エンジニアリング、ベトナムの技術系人材に日系企業への就職を支援 画像 日本構造エンジニアリング、ベトナムの技術系人材に日系企業への就職を支援

マネジメント

 昨年12月に国土交通省が実施した中小・中堅建設業のベトナム訪問団への参加をきっかけに、新たなビジネスを展開する動きが出てきた。橋梁設計の日本構造エンジニアリング(テクノブリッジNKE、東京都千代田区、須々木勝重社長)は、語学学校やNPO法人などと連携。ベトナムの大学で学んだ技術系人材に日本語教育を施し、日系企業への就職を支援する事業を始める。7月31日にハノイ土木大学(NUCE)との間で覚書を交わした。今月から来日を希望する人材を募集する。同社と連携するのは、総合語学学校のアルファ国際学院(東京都港区、梶浦玄器学院長)と東南アジア各国の人材の雇用機会拡大を支援するNPO法人のMP研究会(東京都千代田区、梅田英樹代表理事)。
 NUCEと覚書を交わした「日越人材開発雇用促進プロジェクト」は人材開発に関する協力と情報共有が柱。日本企業への就職を希望する学生や卒業生を募り、エンジニアとして日本人とコミュニケーションが取れるように語学を中心とする教育を行う。加えて、3次元CADを使いこなし、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を日本の現場で活用できる技術を身に付けさせる。今月から募集する第1期の学生は90人程度を想定。6カ月から最長1年程度の教育を施し、日系企業への就職を仲介する。来春には再度学生を募集。事業が軌道に乗れば、募集時期を年4回設定し、定常的に人材を育成するサイクルをつくりたい考えだ。
 NUCEのほかにIT系人材を養成するハノイ工科大学とも同様の協力関係を築く方向で調整している。国交省のベトナム訪問団に参加した同社は、橋梁設計を行う自社の人材確保を主眼に現地を視察したが、将来的に技術者不足が懸念される日本の建設業界に優秀な人材を送り込む新たなビジネスの可能性を模索。単に日本語教育を施して企業にマッチングさせるだけでなく、日本で生活していく上でのサポートも行えるよう、3者連携の体制で取り組むことにした。ベトナムにとどまらず、東南アジア全域を視野に入れた日本企業向けの人材育成事業へと拡大を図りたい考えだ。

日本構造エンジ/越技術系学生の日本企業就職支援/語学学校やNPOと連携

《日刊建設工業新聞》

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