完全自動化レタス栽培工場、京都・けいはんな学研都市で建設開始……目標は1日3万株 画像 完全自動化レタス栽培工場、京都・けいはんな学研都市で建設開始……目標は1日3万株

インバウンド・地域活性

 農業ベンチャーのスプレッドは、京都府木津川市の関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)内にレタス栽培の植物工場を建設すると発表した。来春には着工し、2017年夏頃からの出荷を予定している。

 同社では2006年の創業以降、完全人工光型の植物工場「Vegetable Factory」を開発。07年7月に京都府亀岡市で亀岡プラントを設立した。けいはんな学研都市に建設を予定しているのは、このVegetable Factoryの第2弾。LED照明と独自の空調システムを開発したことで、1株あたりのエネルギーコストを亀岡プラントよりも30%削減している。

 その他、亀岡プラントからの改善点としては、育苗から収穫までの栽培工程を完全自動化したことで、人件費を50%削減。栽培空間の省スペース化により、単位体積当たりの生産性も2倍に向上している。工場内で使用する水の98%をリサイクル可能とし、環境対応も図った。

 亀岡プラントは現在、4種類のレタスを日産2万1000株生産し、「ベジタス」ブランドとして首都圏及び関西圏のスーパーへ出荷している。新工場もレタスを栽培する予定だが、日産株数は3万株を目標としている。

 野菜の工場栽培事業では、みらいが6月に民事再生法を申請するに至ったもの、全国各地が取り組みが進み、今夏からは富士ファームが工場をフル稼働している。世界的な人口増による食料不足に加え、異常気象による農作物被害などによって安定した食料供給が求められているだけに、野菜の工場生産に対する期待は大きい。

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《加藤宏之/HANJO HANJO編集部》

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