三菱地所が全国3カ所に新規用地取得、物流施設の開発投資加速へ 画像 三菱地所が全国3カ所に新規用地取得、物流施設の開発投資加速へ

マネジメント

 三菱地所は、物流施設の開発事業への投資を加速する。新規開発用地を首都圏、中部圏、関西圏に1カ所ずつ取得し、施設計画の検討を進めている。今後、年間2~4棟、投資額にして150億~300億円程度の開発を継続的に進める方針。竹田徹物流施設事業部長は日刊建設工業新聞社の取材に「ある程度の事業規模にならないと一人前のプレーヤーとして認められない。なるべく定常的に投資を続けていきたい」と中長期的な戦略を明らかにした。同社は13年4月、「物流施設事業部」を立ち上げ、物流施設の開発事業に本格参入した。ラサール不動産投資顧問と共同開発した延べ約21万平方メートルの「ロジポート相模原」(相模原市中央区)、延べ約16万平方メートルの「ロジポート橋本」(同市緑区)など他社との共同事業で開発ノウハウを蓄積する一方、昨年10月に初めての単独開発事業「ロジクロス福岡久山」(福岡県久山町)を完成させている。
 竹田事業部長は「今後は単独開発を増やしていきたい」と話し、同社独自の施設ブランド「ロジクロス」の展開強化を表明した。新たに用地を取得した3物件もロジクロスとして開発する方針だ。首都圏では、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)海老名南ジャンクション(JCT)や東名高速厚木インターチェンジ(IC)に近い民間企業の研究所だった土地(神奈川県厚木市落合、敷地面積1万4764平方メートル)を取得し、「(仮称)ロジクロス厚木」を計画。既存建物の解体後、物流施設の建設工事に移り、17年春ごろの竣工を目指している。
 中部圏では、愛知県の所有地だった名古屋高速3号大高線笠寺ICの近接地(名古屋市南区東又兵ヱ町、敷地面積3万3224平方メートル)で「(仮称)ロジクロス名古屋笠寺」を計画。敷地は現在、更地の状態で、17年春ごろの竣工を予定している。関西圏では、中国自動車道神戸三田ICの近接地(神戸市北区赤松台、敷地面積2万0001平方メートル)で「(仮称)ロジクロス神戸三田」を計画。土地は都市再生機構から取得した。竣工時期は決まっていない。3物件とも、三菱地所設計なども参画し、施設計画をまとめている段階。施工会社との契約交渉も進めているという。同社は今後、これまで進出した首都圏、関西圏、中部圏(名古屋近郊)、九州圏(福岡近郊)を中心に用地取得を活発化させる考え。特に首都圏では、既に複数物件が立地している圏央道沿線地域だけでなく、「東京外かく環状道路(の沿線地域)など消費地により近いエリアでも積極的に用地を取得していきたい」(竹田事業部長)としている。

三菱地所/物流施設の開発投資加速/全国3カ所に新規用地取得

《日刊建設工業新聞》

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