関東整備局が若手・女性技術者起用機会を拡充、総合評価方式適用指針改定 画像 関東整備局が若手・女性技術者起用機会を拡充、総合評価方式適用指針改定

インバウンド・地域活性

 関東地方整備局は、直轄工事の入札を対象にした総合評価方式の適用ガイドラインを改定し、運用を開始した。改正公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)の趣旨に沿って、若手や女性の技術者の起用を促す発注方式などを拡充。15年度は、いくつかの試行案件の工事現場を職員が巡回し、施工者に効果などについてヒアリングすることを検討している。新たなガイドラインは関東整備局のホームページで3日から閲覧できる。担い手確保の取り組みでは、35歳以下の現場代理人や担当技術者を配置する企業に加点する「若手技術者活用評価型」と、社内研修への参加実績がある技術者や、現場の実務指導に当たる熟練技術者を配置する企業などを優位に扱う「技術者育成型」の試行を推進。通常の施工能力評価型と技術提案評価型の自由設定項目には「若手技術者(35歳以下)の活用の有無」を追加し、企業の日常の人材育成を促す。
 労働人口が減少する中、女性の活躍の場を増やすため、主任・監理技術者、現場代理人、担当技術者のいずれかに女性技術者を登用することを参加要件にする入札も実施する。15年度は一般土木3件、造園1件の計4件の工事で試行する見通しだ。ただ、地域建設業者からは「女性技術者の登用を義務化するモデル工事が拡大すると、女性技術者の絶対数が少ない地元企業の受注機会が減少するのではないか」(茨城県建設業協会)と不安の声も上がっている。関東整備局は、女性の就労環境の改善は避けられない課題とみており、地域の実情を踏まえながらモデル工事の試行の可否を判断する。新規の取り組みでは、企業と配置予定技術者の工事成績への配点割合を高めた「成績評定重視型」、参加者に要求する技術提案の数を三つに抑えた「技術提案簡易評価型」を試行する。現場の実情に合わせ、各発注事務所が適切な方式を使い分けることになる。難易度の高い工事を発注する場合は、複数の技術提案を公募した上で優先交渉権者を選定し、価格交渉を行う技術提案交渉方式の試行も検討する。

関東整備局/総合評価方式適用指針改定/若手・女性技術者起用機会を拡充

《日刊建設工業新聞》

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