滋賀県・JAおうみ富士とパナソニック、農薬判定や栽培データを共有・管理する農業管理システムの実証実験開始 画像 滋賀県・JAおうみ富士とパナソニック、農薬判定や栽培データを共有・管理する農業管理システムの実証実験開始

IT業務効率

 滋賀県・おうみ冨士農業協同組合(JAおうみ富士)はパナソニックと協力し、営農指導員と農業者をつなぐ農業管理システム「栽培ナビ」の実証実験を行う。

 栽培ナビは、JAおうみ富士の栽培ノウハウとパナソニックの持つICT(Information and Communication Technolog)技術を組み合わせて生まれた農業管理システム。クラウドサービスを通じて、営農指導員と農業者をつなげる。

 具体的な機能としては農薬の判定に加えて、「栽培計画」「栽培日誌」「圃場(田畑)管理」といった営農データの記録機能を搭載。病害虫の発生時には営農指導員に病害虫の画像を送付。営農指導員によって判断された病害虫の種類から、農業者が使用する農薬を判定できる。

 これにより営農指導員が直接現場に赴いて病害虫や使用する農薬を判断するのに対して、大幅な効率化が可能になった。システムによる使用農薬判定データは履歴として残り、散布履歴として営農指導員やJAにも共有される。こうしたデータを、JAは農薬資材在庫の適正管理に役立てていく。

 また、営農の作業がデータ化され、営農指導員と共有されることで、従来曖昧だった営農に対し、より正確な指導や計画立案、検討が可能になる。JAおうみ富士は実証実験を通して、新規就農者の支援や、環境保全のための環境こだわり栽培のいっそうの推進、ブランド農産物創設などを狙っていく。

 実証実験は8月からスタート。2016年以降、滋賀県を皮切りに順次サービスを拡大していき、全国のJAや農業関係者に普及していく予定だ。

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《こばやしあきら》

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