清水建設子会社のシミズ・ビルライフケア、超高層マンション大規模修繕を相次ぎ受注 画像 清水建設子会社のシミズ・ビルライフケア、超高層マンション大規模修繕を相次ぎ受注

インバウンド・地域活性

 清水建設の子会社で建物のリニューアル事業を手掛けるシミズ・ビルライフケア(東京都中央区、采女正幸社長)が、超高層マンションの大規模修繕工事を相次ぎ受注している。超高層マンションの草分けとされる埼玉県川口市の55階建て「エルザタワー55」をはじめ、今年に入って着手した大規模修繕工事は首都圏を中心に今月末時点で16棟。00年に初めて超高層の大規模修繕を受注してからの合計は32棟に上る。工費の多くを占める仮設費用を抑制するなどのノウハウも蓄積されてきた。超高層マンションは00年前後から急増し、07年に竣工件数が100棟を超え、14年までに1000棟以上に達した。集合住宅の場合、資産価値や機能・美観の維持を目的に、竣工後おおむね12~15年のサイクルで大規模な修繕工事を実施するケースが多い。
 エルザタワー55は、マンション管理組合が発注し、東京建物リサーチ・センターが工事監理を担当、シミズ・ビルライフケアが施工している。改修工事の対象は外壁面、バルコニー、廊下、屋上などで、外壁のタイル補修・洗浄・塗装・目地止水のほか、ガラス手すりのフィルム貼りや防水などを行う。工期は15年3月2日から17年2月28日までの2年間。受注金額は約12億円。同工事では、超高層マンションの大規模修繕に求められるノウハウを結集。外壁面の凹凸の意匠に対応し、強風下でも影響を受けにくい移動式昇降足場を導入した。居住者の生活域と工事の作業域を分離する動線計画や工費の約40%を占める仮設費用を抑制するための工夫も随所に取り入れている。大規模修繕の時期を迎える超高層マンションは今後増加し、請負金額が10億円を超える案件も少なくないとされる。安定的なリニューアル市場の創出が見込まれる中、同社は超高層で年間10棟以上の大規模修繕工事の受注を目指す方針だ。

シミズ・ビルライフケア/超高層マンション大規模修繕を相次ぎ受注

《日刊建設工業新聞》

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