アドバイザー・コンサル制度初導入の東北地方整備局、八千代エンジニヤリングに委託へ 画像 アドバイザー・コンサル制度初導入の東北地方整備局、八千代エンジニヤリングに委託へ

インバウンド・地域活性

 東北地方整備局が7月から全国で初めて導入した「アドバイザー・コンサルタント制度」で、初弾の案件を八千代エンジニヤリングに委託する方向で協議していることが分かった。金額などの条件が折り合えば近く契約する。案件は、同局北上川ダム統合管理事務所が整備した石淵、田瀬、湯田、四十四田、御所の五大ダムについて、事業の効果を調べる内容。高度な専門知識が求められる業務であると判断し、ダム関連の知見を持つ同者に支援を求めることとした。調査に必要な経費は、対応した技術者の職種レベルや要した時間などを踏まえて支払う。費用は1案件につき100万円以内を見込んでいる。今回の業務は来年3月を履行期限とする予定。
 アドバイザー・コンサルタント制度は、高度な専門知識が必要とされる案件を対象に、同局が企業などに技術的な助言を求める枠組み。企業の豊富な知見を活用して業務を効率化しようと同局が導入、今月1日から運用を開始した。登録者名簿に記載する57者(311件)を6月までに選定した。必要に応じて企業と契約を交わし、事業への支援を要請することにしている。助言を仰ぐ専門家をリストアップするこうした制度は全国で初めてという。同局と57者は6月30日付で基本協定を交わした。
 同局は四つの対象分野ごとにアドバイザーを公募。4分野13項目について5月1~20日に応募を受け付け、コンサルタントら57者を選定した。対象分野ごとの基本協定締結件数は▽災害対応・危機管理=91件▽施設の維持補修・管理=122件▽情報・観測・モニタリング=23件▽環境・地質調査=75件。今回、八千代エンジニヤリングに委託する予定の業務は、情報・観測・モニタリング分野に含まれる。同局は制度を活用する場面として、地すべりや土石流などが発生し危険度判定を行うケースや、構造物に異常が生じて構造設計上の安全性評価について助言を求めるケースなどを想定している。管内の自治体などにも制度活用を働き掛ける。

東北整備局/初弾は八千代エンジに委託へ/アドバイザー・コンサル制度

《日刊建設工業新聞》

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