NEXCO西日本と三井住友建設、非鉄材の超高耐久橋梁を試験施工……メンテコストなど削減 画像 NEXCO西日本と三井住友建設、非鉄材の超高耐久橋梁を試験施工……メンテコストなど削減

インバウンド・地域活性

 西日本高速道路会社と三井住友建設が、非鉄製の超高耐久橋梁の開発に向け、長崎市内で実証橋の施工を進めている。長崎自動車道の4車線化事業に伴う工事用道路の一部として建設。29日から外ケーブルとなるアラミドFRPロッドの配置・緊張が始まった。施工性や安全性などを確認するとともに、本設構造への適用性を検証する。一般的なPC鋼材を使用せず、アラミドFRPだけで補強されたコンクリート橋は国内初となる。両社が開発した非鉄製の超高耐久橋梁「Durable Bridge(Dura―Bridge)」は、コンクリートに1平方ミリ当たり80ニュートン(N)の高強度繊維補強コンクリート、緊張材にアラミドFRPロッドを採用する。腐食の懸念がある鉄筋やPC鋼材を使っていないため、鋼材腐食によるコンクリート剥落などを防止し、長期間のメンテナンスを含めたトータルコストを削減できる。
 10年3月に共同研究に着手し、13年9月に材料や構造などの開発にめどを付けた。さまざまな材料試験や試験体による載荷試験で得られた知見を基に実証橋を設計した。実証橋(延長15・9メートル)は、東九州自動車道や新名神高速道路で採用されている蝶形コンクリートウェブ(バタフライウェブ)構造を用いた。プレキャスト化を念頭にセグメントは工場で製作し、現地に搬入して架設した。外ケーブルの配置・緊張を8月中に終え、9月から工事用道路として運用。全体挙動をモニタリングするとともに、載荷試験で構造全体の安全性を確認する予定だ。両社は今回の実証試験を経て、研究成果を橋梁の新設や大規模更新に適用していく考えだ。

西日本高速会社、三井住友建設/鋼材使わない超高耐久橋梁を試験施工

《日刊建設工業新聞》

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