国際博覧会誘致を検討の大阪府、6候補地を提示 画像 国際博覧会誘致を検討の大阪府、6候補地を提示

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 大阪府が設置した「国際博覧会大阪誘致構想検討会」(座長・橋爪紳也大阪府立大学特別教授)の第4回会合が28日に府庁で開かれ、府内の国際博覧会開催可能地6カ所が提示された。可能地は、府北部で「彩都東部+万博記念公園」と「服部緑地」、中部では「花博記念公園・鶴見緑地」と「舞洲」、南部では「大泉緑地」と「りんくう公園+りんくうタウン」。検討会委員からは京都、大阪、奈良の三府県にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)を推す意見も出た。8~9月に府は博覧会誘致の基本方針を取りまとめる。国際博覧会を大阪に誘致・開催する場合の可能地は、100ヘクタール以上のまとまった土地があり、関西国際空港や大阪国際空港、鉄道、高速道路、海上交通などの交通アクセスが良好な場所から選択した。
 「彩都東部+万博記念公園」は、彩都東部(茨木市、全体面積367ヘクタール)のうち130ヘクタールと、1970年の大阪万博の跡地・万博記念公園(吹田市、同258ヘクタール)のうち20ヘクタールを活用する案。「服部緑地」(豊中市)は約126ヘクタールを活用するプランだ。「花博記念公園・鶴見緑地」(大阪市鶴見区、約118ヘクタール)は、90年の国際花と緑の博覧会の会場として使用された土地。「舞洲」(大阪市此花区、約138ヘクタール)は、大阪市臨海部の埋め立て地。「大泉緑地」(堺市北区、101・5ヘクタール)は府営公園を活用する案。「りんくう公園+りんくうタウン」(泉佐野市・田尻町・泉南市、138ヘクタール)は関西国際空港に近い立地条件を生かすプラン。国際博覧会開催可能地の調査などは、日建設計総合研究所が担当した。
 検討会第4回会合では、国際博覧会開催の必要性や、開催意義・テーマ、開催効果、開催可能地区、府民・企業意識などの項目で構成する「検討会まとめイメージ案」も示され、委員は項目について了承した。府では2025年の博覧会誘致の可能性を探るため、行政担当者や経済団体役員、有識者で構成する検討会を4月に設置。国際博覧会を大阪に誘致・開催する上での課題や対応策などを延べ4回協議してきた。05年の愛知万博並みに会場整備すると官民投資額は1780億円になると試算している。国際博覧会は、国際博覧会条約に基づいて開かれ、複数の国が参加する博覧会。大阪では過去に大規模な「登録博覧会」として1970年の大阪万博を、開催期間や会場面積が限定される「認定博覧会」として90年の国際花と緑の博覧会を開催している。府では、15年度当初予算に、開催意義やテーマに関するデータ収集や、開催候補地や府民・企業の意識、開催波及効果の調査、イタリア・ミラノで開催中の国際博覧会の現地調査、経済産業省などとの調整事務などの経費を計上。誘致の方向性が決まった場合、基本構想などを検討する誘致委員会を立ち上げる予算を本年度に補正計上する見通し。
 

大阪府検討会/国際博大阪誘致へ6候補地提示/9月までに基本方針

《日刊建設工業新聞》

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