古久根建設らマンション向け耐震化サッシ構法の公開実験 画像 古久根建設らマンション向け耐震化サッシ構法の公開実験

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 古久根建設は、近藤龍哉工学院大建築学部准教授の協力を得て開発したマンションの耐震化サッシ構法の性能検証を行うため、24日に東京都八王子市の工学院大八王子校舎の大型加力実験室で試験体を使った公開実験を行った。実験では、新たな耐震化サッシ構法で構築した柱・梁(幅4・5メートル、高さ5・5メートル)による実大試験体(壁厚180ミリ)に対して、横から45トンの圧力を加えた結果、壁の破損や窓サッシ、玄関ドアの大きな変形もなく、新構法の優れた性能が確認された。同社は1年以内の実用化を目指す。マンションの共用通路側には窓や玄関ドアが付いた壁がある。在来工法では窓や玄関ドアの中間に位置する壁(柱なし壁)の下部と下梁の間に「構造スリット」と呼ぶ緩衝部を設け、地震による壁面部の揺れを吸収する仕組みを採用することが多い。
 構造スリットには柱なし壁と下梁をつなぐ鉄筋(ダボ筋)を入れ、揺れの際に壁が外れないようにしているが、東日本大震災では鉄筋(ダボ筋)との密着面から壁や下梁がひび割れ、窓サッシや玄関ドアが大きく変形する事例が発生した。そこで同社は、柱なし壁の中間部に構造スリットを入れる仕組みを考案。柱なし壁を中間で2枚に分離し、長さを短くして強度を高め、構造スリットにダボ筋も使用しないことで、柱なし壁の破損を抑え、窓サッシや玄関ドアの変形をなくす構法を開発した。実験では、実大試験体に東日本大震災を超える揺れを再現した45トンという圧力を加えたが、構造スリットで力を吸収し、柱なし壁の破損も抑えられ、玄関ドアなどに大きな変形は生じなかった。同社の担当者は、同構法を使ってマンションを建設すれば、地震などの被災時に緊急避難経路の確保と施錠が可能になり、建物の使用を継続できるとしている。

古久根建設ら/マンション向け耐震化サッシ構法の性能確認/都内で公開実験

《日刊建設工業新聞》

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