五感を駆使する次世代ロボット研究、NEDOが着手 画像 五感を駆使する次世代ロボット研究、NEDOが着手

IT業務効率

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7月23日、ロボット事業についての記者会見を開き、次世代ロボットの中核技術として、人間の能力を超える革新的な要素技術の研究開発に着手したと発表した。

具体的には「革新的ロボット要素技術分野」と「次世代人工知能技術分野」の要素技術で、「それらの技術を開発することによって、これまでロボットの適用が考えてこなかった分野での新たなロボット需要の創出につなげ、ロボットが人間と協働する社会の実現を目指す」とNEDOロボット・機械システム部の関根久プロジェクトマネージャーは話す。

革新的ロボット要素技術では、視覚、聴覚、力触覚、臭覚、加速度センサーなどの革新的なセンシング技術をはじめ、人共存型ロボットに活用可能なソフトアクチュエータ(人工筋肉)、人の作業内容や意図を瞬時に理解し、自律動作することで作業性を向上させるロボットシステム技術などを開発する。

なにやら映画の『ターミネーター』を想像させるが、NEDOでは初年度(15年度)10億円の予算規模で開発に着手し、19年度まで事業を継続する。そして、技術が開発され次第、順次ロボットに導入し、検証を行っていく予定だ。

一方、次世代人工知能技術分野については、国内外の人工知能に関する研究所や研究者等を集約して英知を結集し、世界水準の研究開発拠点の形成を目指す。その拠点には産業技術総合研究所の人工知能研究センターがなり、拠点の長としての任務をセンター長である辻井潤一氏が果たす予定になっている。そして、次世代人工知能技術についてのさまざまな研究開発を行い、その分野での国際競争力の強化を図る。

現在、ロボットの開発については、欧米をはじめとした世界の主要国が力を入れており、日本が安穏としていられる状況にはない。少しでも油断をすれば、一気に転落しかねない。将来も日本が“ロボット大国”として君臨できるかどうかは、このプロジェクトの成否にかかっていると言っても過言はないだろう。

NEDO、人間の能力を超える次世代ロボット技術の研究開発に着手

《山田清志》

編集部おすすめの記事

特集

IT業務効率 アクセスランキング

  1. ドローンのモーターは中国製ばかり、ツカサ電工が防水・防塵で勝負

    ドローンのモーターは中国製ばかり、ツカサ電工が防水・防塵で勝負

  2. 【ITで強い商店街を作る:1】地域ポイントサービスとその先

    【ITで強い商店街を作る:1】地域ポイントサービスとその先

  3. 新潟県「AI・IoT活用研究会」、生産性向上技術の導入を

    新潟県「AI・IoT活用研究会」、生産性向上技術の導入を

  4. 首都高速会社が自動運転支援で異業種連携。3Dデータ×GISでインフラを点検

  5. 【産業交流展15】LEDライト付手袋……蘭華

  6. すばらしきドローン 現場はこう変わった!(建設会社編)

  7. 人の流れを計測するパッケージソフト…マーケティング、セキュリティ活用

  8. HJHJアーカイブス:07「老舗旅館を立て直した“ITのおもてなし”」

  9. ドコモのdポイントの狙い、ガラケーをやめない理由――夏モデル発表記者会見

  10. 盛り土の飽和度管理・新システム、ICT活用で品質向上へ

アクセスランキングをもっと見る

page top