バター不足、国産で賄えず生産立て直し急務 画像 バター不足、国産で賄えず生産立て直し急務

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Jミルクは23日、今年度末までの牛乳乳製品の需給見通しを公表した。不足が懸念されたバターは、国が1万トンの追加輸入を決めたことで期末在庫が適正水準まで回復、不足はないと見込んだ。ただ、国産生乳だけで国内需要全体を賄えない状況は続くことから「国内の生乳生産をさらに増やす、現場や国の取り組みが必要だ」(前田浩史専務)と重ねて強調した。
バターの年間供給量は前年比2%増の7万6100トン。内訳は国産が6万3300トン、追加輸入とカレントアクセス(現行輸入機会)分を合わせた輸入が1万2800トン。需要量は7万4800トンで、差し引き1300トンの供給超過になるとした。追加輸入決定前の前回見通し(5月)は、7100トンの不足を見込んでいた。

今後、バターの出回りが増えるため「需要期の秋から冬にかけてバターの需給は安定し、在庫は適正水準に向かう」と指摘。前年のような品切れは起こりにくいと見通した。

生乳全体の生産量は、ほぼ前年度並みの732万6000トンと予測。地域別では北海道が386万1000トンで、前回見通しを1万6000トン下方修正した。ただ、全体の需給動向に大きな影響はないという。都府県は前年度比1.3%減の346万5000トン。

前田専務は、牛乳乳製品需給は国際的に逼迫(ひっぱく)傾向であることを踏まえ「消費者に(牛乳乳製品を)しっかりと供給するためには、国内の供給体制を強化する必要がある」と指摘。環太平洋連携協定(TPP)交渉の行方にかかわらず、国内の生産基盤強化が必要だと強調した。

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《日本農業新聞「e農net」》

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