「中小企業の《経営論》」第8回:「理念浸透」のための誰でも知っている一つだけの方法 画像 「中小企業の《経営論》」第8回:「理念浸透」のための誰でも知っている一つだけの方法

制度・ビジネスチャンス

 会社において、経営理念、行動規範、事業指針、ビジョン、ミッション、その他いろいろな表現のしかたはありますが、必ず何らかの基本的な考え方があり、それらをどうやって社員に浸透させていくかというテーマがあります。テーマとして語られることが多いということは、それだけ難しいということの裏返しでもあります。

 私も、コンサルタントという立場で、この「理念浸透」というテーマを試行錯誤した経験が多々ありますが、ある方のお話から、あらためて本来やるべきことを思い直したことがあります。

 グローバル展開している外資系有名企業の日本法人の社長経験者でしたが、ご自身の社長就任時に、課長以上の管理職に向けて、「自社の課題や問題点は?」というアンケートを取ったそうです。

 その結果として見えたのは、製品、営業、マネジメント、その他すべての事柄を対象にして、「○○が悪い」「××が問題だ」と言って、自分以外の他者や他部門を批判する“他責の姿勢”でした。

 そんな中でこの社長は、全社に向けて“自責運動”と称する取り組みを始めたそうです。定着してしまった良くない企業風土を変えるための、まさに“基本的な考え方の転換と浸透のための取り組み”ですが、一体どんなやり方をしたのかと尋ねたところ、「いつでもどこでも、とにかくしつこく継続して伝え続けることだけ」とおっしゃっていました。

 初めに聞いたときは、あまりにも当たり前のことすぎて、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、続けてお話を聞いていくと、とにかくその取り組み方の徹底ぶりがすごいのです。
《小笠原隆夫/ユニティ・サポート》

編集部おすすめの記事

特集

制度・ビジネスチャンス アクセスランキング

  1. 野村不動産、東芝青梅事業所跡開発/売却額は100億円

    野村不動産、東芝青梅事業所跡開発/売却額は100億円

  2. ~あたらしい訪問型ビジネス:1~老人ホームが薬局の“顧客”になる日

    ~あたらしい訪問型ビジネス:1~老人ホームが薬局の“顧客”になる日

  3. 主要ゼネコン26社の16年4~12月期決算、6割で受注高が増加、工事採算の改善が続く

    主要ゼネコン26社の16年4~12月期決算、6割で受注高が増加、工事採算の改善が続く

  4. 「中小企業の《経営論》」第17回:社員が辞めていってしまう社長が一生懸命に変えたこと

  5. 四国横断道吉野川大橋、延長1696.5メートル

  6. 国交省が公共建築積算一般管理費率を見直し。中規模で予定価格2.6%上昇

  7. 東京都、豊洲移転・築地再開発で影響配慮に腐心/近隣施設で事業者撤退の恐れ

  8. 中間階免震対応の工事用エレベーター実用化/竹中工務店

  9. ~外国人技能実習生:3~中国とベトナムの実習生最新事情

  10. 国交省が道路橋技術基準改定へ。耐久目標100年規定、長寿命化へ部分係数法を導入

アクセスランキングをもっと見る

page top