IoTで建機CO2排出量をモニタリング……東急建設の実証実験 画像 IoTで建機CO2排出量をモニタリング……東急建設の実証実験

IT業務効率

 東急建設は23日、IoT(モノのインターネット)を用いて建設機械の二酸化炭素(CO2)排出量をモニタリングする実証試験に着手したと発表した。建機に小型機器を取り付け、クラウド上のプラットフォームに稼働状況やCO2排出量に関するデータを集積。これを分析処理してタブレット端末などで可視化する仕組み。建機などの燃費改善によるCO2排出量の削減や、環境負荷低減を評価するツールとして活用していく考えだ。IoTは、コンピューターなどの情報・通信機器だけでなく、さまざまなモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり、相互に通信したりすることで、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う技術。同社は建設現場のスマート化を目指し、IoTの活用に向けた実証試験を始めた。
 「建設機械のCO2排出量モニタリングシステム」は、IoTの導入により建機の稼働状況を正確に計測し、燃費の改善や環境負荷の低減に役立てていくツール。建機に小型で安価な「マシン・コミュニケーション機器」を取り付け、セールスフォース・ドットコム(東京都千代田区、川原均社長)が提供するクラウドプラットフォーム「Salesforce1 Platform」上にデータを集積し、分析処理を行う。建機の稼働状況やCO2排出量をタブレット端末やスマートフォン、パソコンで見られるようにする。
 新システムには衛星利用測位システム(GPS)の位置データに関する機能も搭載。建機の稼働状況と組み合わせることで、近隣へのリスクに関するコミュニケーションツールとしても活用可能だ。円滑な工程管理を目指すとともに、環境に配慮した建設活動を推進する技術としてCSR(企業の社会的責任)の取り組みにもつなげる。集積した多種多様な建設現場のデータを分析・処理することで現場に埋もれたニーズの発掘や新たなサービスの開発も進め、新規市場の開拓に役立てていく。同社は今後、IoT技術を積極的に取り入れたトータルな現場システムを構築していく予定。さらに環境保全をはじめ、安全や品質の向上をリードする情報技術の開発も推進していく方針だ。

東急建設/IoT活用し建機CO2排出量把握/モニタリングの実証実験開始

《日刊建設工業新聞》

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