カットスイカ、持ち帰り袋で売上アップ……持ち手、ジッパー付き 果肉傷めず好評 画像 カットスイカ、持ち帰り袋で売上アップ……持ち手、ジッパー付き 果肉傷めず好評

マネジメント

スーパーの棚に並ぶ4分の1や6分の1などの大きさにカットされたスイカで、持ち手とジッパーを付けた包装に切り替える動きが広がっている。客が商品を持ちやすいように工夫した。普段、スイカを買わない消費者が物珍しさに手に取るケースもある。また、通常の包装に比べ手間が掛からず、作業の省力化にもなっている。

東京都北区のダイエー赤羽店。果実売り場で、人気なのが、持ち手とジッパーが付いた袋に包まれた8分の1にカットされた鳥取産スイカだ。価格は398円(税別)。珍しい包装に、買い物客が足を止め、見入る姿が目立つ。

ダイエーがこの包装を使ってカットスイカを販売するのは2年目。重たいスイカに手が伸びづらい年配客や若い女性客の購入が増え、幅広い客層が購入するようになった、という。特に親子連れに好評。「普段スイカは買わないが、持ちやすい袋に子どもが興味を持った」(同店内の客)と需要の掘り起こしにもつながっている。

従来のラップやフィルムを使った包装だと、買い物袋に入れて持ち運ぶ際、他の商品と接触して果肉が傷んでしまう課題があった。この資材を使えば、買い物袋に入れずに、そのまま持ち帰ることができるため、「質の良い状態を保って持ち帰れるようになった」とダイエーでは話す。

やや大きめの袋にスイカを入れ、ジッパーを閉めれば商品となるため、スーパーの作業効率改善にも貢献している。小田急商事(東京都世田谷区)が運営する小田急OXストアでは、4分の1などのカットスイカを1日に100点用意する。「作業の省力化につながり、試食販売など他の業務に時間を割けるようになった」と話す。

気温上昇とともに、スイカの価格は上がっている。22日の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ161円で前日より1円上げ、2営業日続伸した。前年より19%高い。

中心の山形産が好天で品質が良いことに加え、暑さで量販店からの引き合いが強いためだ。卸売会社は「売り場を広げているスーパーが多く、しばらく高値基調が続く」とみている。

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《日本農業新聞「e農net」》

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