学校施設管理の一工夫……ガラスフィルムで可能な防災・省エネ対策 画像 学校施設管理の一工夫……ガラスフィルムで可能な防災・省エネ対策

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工夫一つで大きな費用対効果

 「第2回NewSchoolセミナー」では、一般社団法人文教施設協会の技術委員によるガラスフィルムの効果についての解説も行われた。

 まず、取り上げたのは学校施設長寿命化の基本的な知識。長寿命化改修は建物の耐久性を高め、現代の社会的要請に応じる(1)安全・安心な施設環境を確保する=耐震対策、防災機能の強化、事故防止・防犯対策など(2)教育環境の質的向上を図るもの=多様な学習内容・学習形態への対応、省エネルギー化、バリアフリー化など(3)地域コミュニティーの拠点形成を図るもの=防災機能の強化、地域住民の利用を考慮した教室などの配置の変更―といった工事をすることを指し、基本的には、建物を将来にわたり長く使い続けるための改修のことで「工事費を縮減できる一方、結果は改築と同等となり“費用対効果”がある」と紹介した。

 次に、具体的な対策例として「学校施設の開口部対策」を取り上げ、近年の竜巻発生件数の増加に触れながら、文部科学省も進めている施策=「飛散防止フィルムを貼る」ことについて詳しく説明していった。

飛散対策が遅れている学校施設
 中でも学校施設の場合、教室やトイレ、階段、体育館などに割れやすい「型板(かたいた)ガラス」が多く施工されており、飛散対策が遅れていることを指摘。「ガラス飛散防止対策工事」として、強化ガラスや合わせガラスに交換する工事と並行して、飛散防止フィルムを貼りつける方式の有効性について説明した。

 また飛散防止フィルムには、遮熱や断熱機能を付与した製品=「通年型省エネ・ガラスフィルム」(断熱フィルム)という種類があることに触れ「飛散防止に加えて、同時に施設の環境機能を向上させ、省エネルギーに貢献することも可能」と強調。空調負荷実測結果やサーモグラフィーによる遠赤外線反射効果の可視化など、実際の建物における効果検証を行った結果、この断熱フィルムの特徴として(1)高い透明性を保持(2)「遮熱(夏)+断熱(冬)」による高い年間省エネ効果を持つことを紹介。上手にガラスフィルムを施工することで、防災と省エネ2つの対策が可能と紹介した。
《日本教育新聞》

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