【回転窓】コンペから広がるつながり 画像 【回転窓】コンペから広がるつながり

ライフ

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町が復興の橋デザインコンペを行った。1案に絞り込むことができず、2案を優秀賞としてさらに精査することに▼「『決定したが駄目でした』となってはいけない。実現性という視点も含めて考えざるを得ない」。佐藤仁町長は、慎重な判断を下した理由をこう話した▼コンペには、復興へと進む同町への関心を高める狙いもあった。代表が35歳以下という条件だけで、子どもでも応募可能にした。「若い人に、南三陸にもっと注目してもらい、元気づけてほしい」とは、審査委員を務めた平野勝也東北大准教授の言葉▼橋は川の両岸を結ぶ。同時に、被災地と全国をつなぐ懸け橋になってほしい。そんな願いが込められている。優秀賞に選ばれた一人はドイツに拠点を置いている。思いが海を越えた。それだけでも大きな意義がある▼新国立競技場のコンペが注目を浴びている。反省点も多々あるだろう。だが、世界の一流の建築家が、日本で開かれる五輪に関わろうと手を挙げたことも事実だ。せっかく生まれた縁を有効に生かす。そんなしたたかな視点も必要ではないか。

回転窓/コンペから広がるつながり

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

ライフ アクセスランキング

  1. 清水建設北陸支店、金沢市・玉川こども図書館に海外絵本寄贈

    清水建設北陸支店、金沢市・玉川こども図書館に海外絵本寄贈

  2. 【回転窓】1メートルは一命取る

    【回転窓】1メートルは一命取る

  3. 仕入れ・仕込みは万全? 東洋水産が冷やし中華の始め時、指数を公開

    仕入れ・仕込みは万全? 東洋水産が冷やし中華の始め時、指数を公開

  4. 「葛根湯」などに使用の麻黄、東京農大・金沢大の研究チームにより国産化にめど

  5. 【訃報】元清水建設社長・野村哲也氏が死去…建設3団体統合にも尽力

  6. 生涯現場との関わり重視…元清水建設社長・野村哲也氏お別れの会

アクセスランキングをもっと見る

page top