中部整備局、検査時提出書類を簡素化し紙と電子の二重提出防止徹底 画像 中部整備局、検査時提出書類を簡素化し紙と電子の二重提出防止徹底

マネジメント

 中部地方整備局は、建設現場の職場環境改善の一環として、検査時提出書類の簡素化に取り組む。事前協議で紙と電子の書類の二重提出防止を徹底するとともに、検査時は定められた書類以外の持ち込みは不要であることを周知。また、施工プロセスチェックで確認済みの書類は検査時に不要とし、主任監督員のチェック結果を工事評定に反映する試行を実施する。9~12月に完成する工事で各出先事務所は1件程度、本官工事は数件で試行。効果や改善点を検証し、16年度からの本格実施を目指す。
 建設産業の将来を支える担い手の確保では、働きやすい職場環境の整備が不可欠となっている。国土交通省は以前から書類の簡素化に取り組んでいるが、受注者からは「提出書類が多い」とする声も依然としてあり、書類作成が大きな負担となっている。一方、電子化に伴い本来は不要な書類を紙でも提出する二重提出や、発注者が求めていないにもかかわらず参考資料を作成・提出するなど、受注者側の意識や理解に起因する部分もある。
 このため、中部整備局は完成検査時の工事書類の簡素化をさらに踏み込んで実施する。まず、電子書類と紙書類の二重提出防止を徹底するため、事前協議を細かい部分まで確実に実施。また、▽定められた以上の書類・写真を作成しない▽定められた書類の範囲内で設計図書などとの確認検査、整理・工夫の状況を検査-など、監督・検査・成績評定の手引の留意事項を徹底する。施工管理や出来形・品質を証明する以外の書類(安全管理など)は、技術検査官による重複確認を廃止する。これらの取り組みを総合的に実施するのは中部整備局が初。今月中に試行対象工事を決め、順次実施する。受注者と技術検査官、施工プロセスチェックを行う主任監督員にアンケートを行い結果を検証。改善点などを洗い出した上で、受注者が負担軽減を実感できる取り組みとして16年度から本格実施に移りたい考えだ。

中部整備局/検査時提出書類を簡素化/紙と電子の二重提出防止徹底

《日刊建設工業新聞》

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