誘導路再編、駐機場増設…国交省と成田空港会社が2020年東京五輪までの整備対策報告

マネジメント

 国土交通省と成田国際空港会社は15日、羽田、成田両空港の発着回数を増やすための対策を話し合う官民協議会に、2020年東京五輪までにそれぞれ取り組む対策を報告した。羽田では滑走路と駐機場の間にある誘導路の再編や駐機場の増設、成田では高速離脱誘導路の整備を推進する。羽田の対策に取り組む国土交通省は、8月の16年度予算概算要求に施設増強整備の調査・設計費を盛り込むことを報告した。羽田、成田両空港の20年東京五輪までの施設増強対策は、東京都内で同日開かれた「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」の会合で報告され、協議会に参加している東京都や千葉県など首都圏の関係自治体の同意を得た。
 羽田では、国交省が誘導路の再編や駐機場の増設に加え、発着回数増加に対応した飛行経路の見直しで必要になる進入灯などの保安施設の設置に取り組む計画。16年度の調査・設計を経て、17~19年度に工事を行う。うち駐機場の増設は、最も内陸側にあるB滑走路に近い旧整備場地区を候補地としている。併せて、自治体と連携して空港周辺の住宅地などで計画している防音対策工事への支援にも取り組む。成田では、成田空港会社が、航空機の滑走路占有時間を減らす高速離脱誘導路の追加設備や既設誘導路の位置変更に取り組む計画。会合に出席した夏目誠社長は「設備投資として高速離脱誘導路の整備をしっかり進めていきたい」と強調した。羽田、成田両空港とも20年東京五輪以降の施設増強対策では、滑走路を増設する構想がある。両空港を合わせた首都圏空港の発着容量は、20年東京五輪などを契機とした訪日外国人の増加で22年度にも現在の計画処理能力を超えると予測されている。

国交省、成田空港会社/羽田・成田で誘導路整備など推進/有識者会議に報告

《日刊建設工業新聞》

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