紀勢道・南紀田辺~白浜IC区間が開通……紀南地域活性化に期待 画像 紀勢道・南紀田辺~白浜IC区間が開通……紀南地域活性化に期待

インバウンド・地域活性

 近畿地方整備局が建設を進めていた紀勢自動車道の南紀田辺IC~南紀白浜IC間14キロが12日午後3時開通した。開通に先立ち和歌山県上富田町岩崎の道の駅くちくまので開通式が行われ、関係者多数が出席し、開通を祝った。紀勢自動車道(田辺~すさみ)は、大阪府松原市を起点に三重県多気町に至る近畿自動車道紀勢線(延長約340キロ)の一部を形成。京阪神と紀伊半島の各都市を結び、輸送時間の短縮や一般道の混雑緩和を図り、地域の産業、経済、文化、観光の振興と発展に大きく貢献する。また、紀伊半島南部唯一の幹線道路である国道42号が南海トラフ地震で甚大な津波被害を受けることが想定されている中で、迅速な救助・復旧活動などを支える代替ルートとしても大きな役割を果たす。今回の開通は、建設中の田辺~すさみ間38キロのうち、白浜までを夏の観光シーズンに合わせて、先行開通することになった。残る南紀白浜IC~すさみ南IC間24キロは「紀の国わかやま国体」が開催される9月の開通を目指している。
 開通式典には国会議員や関係市町長、工事関係者らのほか、地域の住民ら多数が出席した。冒頭、森昌文近畿整備局長が「今回の開通によって紀伊半島地域の高速道路ネットワークの構築に向け一歩推進することができた。9月のすさみまで、そして那智勝浦道路の全線開通はもちろんのこと、引き続き紀勢自動車道の全線開通を目指していく」と式辞を述べた。仁坂吉伸和歌山県知事は「この夏の観光シーズンまでに先行開通いただいて感無量だ。高速道路は和歌山県民にとって待望久しきもの。これからは和歌山のいいところを宣伝できるチャンスの道が増えた。この道を使って発展していきたい」、真砂充敏田辺市長は「夢のような気持ちだ。長い間、開通を目指して頑張っていただいた関係者に感謝したい」とあいさつした。続いて二階俊博衆院議員らが祝辞を述べ、小出隆道上富田町長らが今後のまちづくりへの活用について発表した。このあと、もちつきともちまきが行われ、最後にテープカット・くす玉開披、通り初めを行って開通を喜び合った。

近畿整備局/紀勢道・南紀田辺~白浜IC区間が開通/紀南地域活性化に期待

《日刊建設工業新聞》

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