肌寒い梅雨 農家うらめし 夏商材が苦戦 スイカ、氷・・・ 画像 肌寒い梅雨 農家うらめし 夏商材が苦戦 スイカ、氷・・・

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夏がおかしい。日照時間が平年に比べて大幅に少ない地域が相次ぎ、気温も低めに推移しているとあって、夏ならではの商材の売れ行きが鈍く、苦戦が続いている。農産物直売所やスーパーなどからは「例年に比べてアイスクリームやかき氷の売れ行きが鈍い」「スイカ消費が伸び悩んでいる」といった声が上がる。長引く曇天で"夏らしい夏"を待ち望んでいるのは産地だけではないようだ。気象庁によると、7日までの20日間合計の平均気温は北海道と関東から九州南部にかけて平年より1~3度低い。夏をもたらす太平洋高気圧の張り出しが弱く、梅雨前線が日本付近に停滞しているからだ。6月1日~7月7日までに35度を超える猛暑日が観測されたのは昨年69地点あったが、今年はゼロ。“肌寒い梅雨”が続いている。影響は各地に及ぶ。静岡県のJA富士市が経営するビアガーデン「ホワイトパレス」。例年なら予約客以外も飛び込みの客が多いが、ここ数日は飛び込み客が減っているという。担当者は「天気が良くて気温が高いとビアガーデンに行こうという雰囲気になる。1日も早く梅雨が終わってほしい」と嘆く。栃木県那須塩原市にある道の駅「明治の森・黒磯」。カフェでは例年、那須高原の牛乳と地元果実を使ったジェラートが人気となるが、「6月は土日がほぼ雨。寒さも響き、店頭の売り上げは前年より3割ほど少ない」。夏の代名詞、スイカ消費もいまひとつだ。大玉スイカの産地、千葉県では「昨年は猛暑でスイカが良く売れたが、今年は肌寒い日が続き、肥大も食味も良いのに消費が追い付いていない」(JA全農ちば園芸部)。鳥取県のJA鳥取中央は「後続産地が続く中、スイカは産地で長く保管できないため、需給に合わせて出荷調整するのが難しい」(販売課)と頭を悩ませる。首都圏に約100店舗ある大手スーパーのバイヤーも「スイカは気温が25度を超え、蒸し暑さが夕方まで続かないと売れないという法則があり、売れ行きは鈍い」と漏らす。家電量販店でも、夏商戦が低調だ。ヨドバシカメラ新宿西口本店は、売り上げが前年同期比で3~4割は減少、全体的にエアコンなど季節商品の売れ行きが鈍いという。エアコンの不振を高級炊飯器などの調理家電がカバーしている状況だ。(尾原浩子、木原涼子)

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《日本農業新聞「e農net」》

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