15年1~6月の建設業倒産、24年ぶりに千件を割る――東商リサーチ 画像 15年1~6月の建設業倒産、24年ぶりに千件を割る――東商リサーチ

マネジメント

 東京商工リサーチが8日まとめた15年上半期(1~6月)の建設業の倒産は848件(前年同期比18・0%減)と、上半期としては7年連続で前年同期を下回り、1991年(987件)以来、24年ぶりに1000件を下回った。倒産減少は全国的な傾向。同社は、金融機関が中小企業に対して返済猶予に柔軟に応じていることや、公共事業の全国的な拡大、景気回復による設備投資や不動産投資の伸びが倒産を抑制していると見ている。負債総額は1047億7100万円(15・7%減)で、上半期としては過去20年で最少。負債10億円以上の大型倒産が13件(前年同期15件)にとどまったことが影響した。
 倒産件数が前年同月を下回ったのは、6月で12カ月連続。同社は、当面は急増する要因が見当たらないとする一方、業界関係者からは技術者不足や公共事業の一巡を懸念する声も出ていると指摘。地域によって景況感にはばらつきがあることから、推移を見守る必要もあるとしている。上半期の倒産を業種別に分けると、総合工事業が412件(17・1%減)、職別工事業が265件(12・5%減)、設備工事業が171件(27・2%減)だった。原因別では、受注不振が520件(17・4%減)と全体の6割を占め、赤字累積が179件(21・4%減)、運転資金欠乏が44件(37・1%減)、他社倒産の余波が32件(23・0%増)と続いた。一方、帝国データバンクが同日発表した15年上半期の建設業倒産は802件(15・0%減)だった。

15年1~6月の建設業倒産、18・0%減/24年ぶり1千件割る/東商リサーチ

《日刊建設工業新聞》

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